PC-8801が1981年12月に発表された[nec-lavie.jp]後、PC-9800シリーズは1982年10月に発表され、PC-8800シリーズの第二世代となるPC-8801mkIIが1983年発表、PC-88シリーズの最終モデルであるPC-8801FE2が1989年であるので[1]、88が先行した10カ月間の後の期間は98と88は製品ラインアップとして共存していたことになる。
Nov-1984出荷開始の8086-2@8MHzのパソコンで、定価は¥415,000 [nec-lavie.jp]。 この世代のPC-9801までは640×400, 8色表示の対応であり、画面出力もデジタルRGBなので、そういう信号に耐えられるモニタを探すか、低解像度モードでPC-8001のモニタなどを使うか、適当にアナログの電圧レベルに変換してやる必要がある。
中古屋に「電源が入らない」と書いて売っていたのを金で買った(2013-09-27)。 電源が壊れていたのと、マザーボードの電池が液もれしていたのと、フロッピードライブ(FD1155 無印)のシールドが外れていた。 電源は適当に修理して、電池とシールドは外してしまうことで、とりあえず電源は入るように。 PC-8001用のデジタルRGBモニタで動作を確認できた。
この機械の電源は縦長で、筐体内で背面のファンとフロッピードライブの裏は空きスペースになっている。 VMは背面ファンが電源に内蔵されているので、この辺が境界なのだろうか。
マザーボードはPWD-333で、NECのμPD8086D-2はこのボードに載っている。
このマザーボードはE, F, Mで共通という話もある(未確認)。
CPUのそばのソケットにG9UREという2枚組のボード、およびCバスケージの裏に1MB FDCとマウスが載った2枚組ボードG9WKXが刺さる。
Cバススロットの一番上はM
と書いてあって、最初からメモリボードが刺さっているようだ。
手に入れた時にはおそらく純正品ではないボードが刺さっていた。
Jul-1985出荷開始のV30 10MHzデスクトップで、定価は¥415,000 [nec-lavie.jp]。
MS-DOSをシリーズで初採用
とのこと [1]。
この機械には追加でFPU i8087-1が載っている。i8087-1はかなり貴重なのではないだろうか。
前面のディップスイッチの蓋がなくなってしまっているため悩んだのだが、この機種はディップスイッチの並び方が、左からSW3 SW1 SW2 となっているようだ。
レバーを上に倒すとOFF, 下に倒すとON、というのは他の機種と同じ。
全体的に遅く、PC-9801UV11と比べてもCPU単体で15%程度遅い。
測定していないが、ビデオ回路も遅く、結果としてDOSを使うのも少し辛い。
この機種から640×400で4096色中16色、という画面モードに対応した。 だが、VM2で16色表示するには別売のPC-9801-24というボードが必要で、現在このボードは持っていないので、4096色中8色表示だ。 どうやらスピーカーのそばのソケットにこのボードを差すようだ。
ボードは3つに分かれていて、メインボード、CPUボード、フロッピディスクコントローラ(FDC)ボードと思われる。 メインボードには手前側からCPU, FDC, Cバスのカードケージが刺さる。 FDCボードからFDDと背面の1MBフロッピーインタフェースにフラットケーブルが伸びることになる。 さらに、CPUボードにはROMと思われるドーターボードが載っている。
FDDはNEC 1155Dが入っていた。
お決まりのヘッドの上から脱落したシールドを取り除いた後も、第2ドライブがシークエラーで使えなかったが、イソプロピルアルコールを含ませた綿棒でヘッドを掃除したところ無事読み込めるようになった。
2013年現在も問題なく動作しており、1985年製のこの機械は概ね28年近く動いていることになる。
メモリが384KBしかないが、LMB-901Mというメモリカードを使い640KBを使える(メモリスイッチの設定が必要)。
LMB-901Mは1 MiBのボードで、残りの領域はMEGASOFTのMX-1plusというソフトを使うことでRAMディスクとして使える。
起動時の音とメモリカウントはこの機種はないようだ。
NECのPC-9801用のキーボードには、私の知る限り、型番は印刷されていない。
この世代のキーボードはケーブルが茶色のカールコードで、コネクタは真っ直ぐ。
本体裏面にキーボード接続口があるのでコネクタをL字型に曲げる必要がないのだ。
Jun-1987出荷開始の10MHz 80286搭載デスクトップで、定価は¥630,000 [nec-lavie.jp]。
恐ろしいことに、文献にはWindows搭載モデル登場
と書いてある [1]。
この機種でそんなものを使っている人は見たことが無いが…
VX41はVX21に3.5型HDDを内蔵できるようにしたもので,その分横幅が大きい.
これまでにPC-9801VXは3台拾ったが、うち2台はロジックボードが故障して動作しなかった。 損傷状況から見て、RTCバッテリが液漏れしてどこか短絡しているとか、そういうことだと思う。 3台目に拾ったPC-9801VX21のバッテリがYUASAの茶色のもので、液漏れしておらず、 ロジックボードが生きていた。念のためロジックボードからバッテリを切り離した。 これをVX41のケースとHDDインターフェースと組み合わせて、動作するVX41を手に入れた。
ボード類のチップに74シリーズのフリップフロップが使われていたりして、あまり小さくする努力をしていない模様。
写真はメインのボード。CPUとグラフィックは別ボードで、それぞれが2枚の基板を重ねた形状になっている。
メインのボードのコネクタは、写真上からCPU, HDD I/F, C-Bus cageで、縦のコネクタがグラフィック用。
起動音
ExcelanのEX0S298 (EXOS298?)というEthernetカードがついていた。
これはN80186とP82586が載っているインテリジェントなボードだ。
キーボードはPC-9801Vと印刷されている。
本体前面にキーボード接続口があるため、キーボード側のコネクタはL字型に曲がったものを採用している。
PC-9801VX41のハードディスク抜き版。 ハードディスクが無い分ケースの横幅が狭くなっている。 出荷開始はVX41と同じJun-1987で、定価も¥433,000とお求めやすくなっている [nec-lavie.jp]。
VX41がちゃんと動くようになった後で動作する状態で拾った。
ただ、FD1155Dの裏側のコンデンサを交換した。
起動音
プロセッサボードはG8APBで、このボードの上にROMボードのようなものが重なることになる。
写真のボードは偶然AMD N80L286-10/S, Intel D80287-10が搭載されている。
Sep-1987に出荷開始されたi80286-10MHzのファクトリ・コンピュータ [nec-lavie.jp]。
FC型番としては、FC-9801Kに続き2台目、3台目として拾ったもの。
外観はPC-9801シリーズとは趣が異なり、半透明の蓋が付いていたりする。
この半透明の蓋は5インチベイを埃から保護するために付いていて、押し込むとロックが解除される、他の98のディップスイッチのカバーのような構造になっている。
型名が書いてある部分も同じ構造の蓋になっており、この中にSRAMファイルのデータ保護用のバッテリと、カレンダ時計とソフトウェアディップスイッチ維持用の二次電池が脱着可能な状態で入っているほか、SRAMファイルの書き込みプロテクト、バッテリアラームのLEDがついている。
ディップスイッチに加え、電源スイッチ、動作クロック変更用スイッチにも蓋がついている。
以上全ての蓋の内側には防塵用のスポンジが付いているので、濡れている場合には開けて乾かす必要がある。
起動音
背面のI/OインターフェースはPC-9801VXと同じく、Mouse, 1MB Floppy Disk, RS-232C, Printer, Digital RGB, B/W Video, Analog RGBが利用可能なほか、1MB/640KB Floppy Disk
と書いた36-pin アンフェノール・マイクロリボンソケットがあり、内部の接続を見ると、これは内蔵FDDへの信号をそのまま外部に出しているものだ。
拡張バスは6本に見えるが、最上部にはRASボードG9XZJが刺さるため、実際に使えるのは5本になる。
このため、最上部のスロットには番号は振られておらず、R
と印字されている。
RASボードのコネクタP1から、電源、リセットスイッチ、温度センサーへジャンパーが伸びていた。
温度センサーは5インチベイとマザーボードの間に設置されていた。
内部構造はPC-9801Mと同様、背面のファンと電源モジュール(YEC PU-S06)は別のユニットに分かれている。
背面ファンの裏にあるのが5インチベイで、ここにSRAMファイルと呼ばれるFDDと同等の機能をSRAMで実現されたものが設置されていた。
SRAMファイルモジュールは、バッテリ(P1)とMolexコネクタ(P6)の2系統の電源入力がある基板(G8ANG)と、大量のメモリが載っている基板(G8ANF)から構成されている。
G8ANFのSRAM実装はカッコよくて、セラミックのインターポーザーの両面に2つずつのSRAMを実装してある。
これら2枚のボードは、マザーボードのCPUと拡張バスケージの間にあるスロットに刺さるG8ANEに2本のフラットケーブルで接続される。
このスロットはVX41ではHDDインターフェースが載っている場所だ。
マザーボードはPC-9801VX21のものに非常によく似ているG8AKBという基板で、RASボードから伸びるリモートリセット用の配線がいかにも後付けという感じでリセットスイッチのそばに伸びている点や、二次電池のケーブルがフロントパネルに伸びている点以外は共通に見える。
ビデオ回路の一部が別ボードに追いやられている点も共通で、このビデオボード(G8AKC, G8AKE)も共通に見える。
CPUボードG8AUCはVXと異なり、ケースの高さを活かして1枚のPCBにまとめられているほか、V30は搭載されていない。
動作可能温度を広げるためか、80286にヒートシンクが糊付けされている。
Mar-1988出荷開始のV30/10MHzのパソコン [nec-lavie.jp].
NEC技報の系統樹の上ではトランスポータブル型
と書いてあって、PC-9801Uの次にこの機種があり、この機種の後にUXやESが書いてあり、最終的にRSに合流している [1]。
小型で、電源ケーブルが本体側から外せないのが外見上の特徴。
YM2203Cを搭載しており、ラインアウトは本体右側面という変則的な場所にに配置されている。
3.5インチのフロッピーディスクドライブFD1137D P/N 134-500534-207-0 Date 1988.10がディスク挿入検知不良を起こしていた。 FDDのケースを開けて、ディスク検出のマイクロスイッチを何回か押すと直るのだが、手が滑って1台のフラットケーブルを切ってしまった。 月日は流れ、2014-02-11に、廃棄された測定器からFD1137D P/N 134-500534-207-0 Date 1993.7を2台回収できたので、現在では元通り、2ドライブで動作するようになった。
PC-9801VM2とスペック上は似たような性能のはずだが、マザーボード(G8CCL)が高集積化で高速化しているためか、Dhrystoneで15%ほど性能が高い。
また、VMと異なり、起動音が鳴る。
キーボードはPC-9801VXのものと似ているが、よく見ると枠の部分(端のキーからキーボードの端までのスペース)が少なくなっていて、微妙にコンパクトだ。
Oct-1987出荷の80286-10MHzのデスクトップ [nec-lavie.jp]。
実際に使われているプロセッサはIntel N80286-10 SX004.
UX21と言っているが、UX2という型番のものは無かった模様。
PC-9801UV11と同じくトランスポータブル型
ということで、3.5インチFDDを搭載している小型機に位置づけられているものの、UVに比べてかなり大きく、実際系統樹でもVX寄りに分岐させて描かれている [1]。
サイズは後継のESと大体同じ。
フロッピードライブも含めて動く。電源スイッチが左横にある。
PC-9801VXはCPUボードやビデオボードが垂直にベースボードに刺さっているが、
PC-9801UXでは,マザーボードがG8AXY(下)とG8AXZ(上)の2階建てになっている。
この個体はバッテリーが茶色のYUASAのものになっていて、青いバッテリーとちがって爆発していなかった。
起動音
Sep-1988出荷の12MHzの80286マシン [nec-lavie.jp]。
PC-98のロゴが古い方の書体で書かれている。
清潔さが要求される場所で使われていたため、かなり綺麗。
載っている287は10MHz品だったので、不思議に思い調べたところ、どうやらこの機種は10MHzの287で正解のようだ。
8087/80287が非同期で動けるのは知っていたが、実際に非同期で動かしているシステムは初めてかもしれない
(そう認識したことがなかっただけな気もする)。
PC-9801RAではマザーボードは2階建てで、2階部分が1階部分の半分ほどの面積があるが、RXのマザーボードG8CCMではCPUボードがが垂直に刺さっている他、小さなROMボードが2階建て構造になっているのみである。
起動音
フロッピードライブの片方がメディアを認識しなくなっていた。 分解したところ、驚いたことに2つのドライブは同P/Nで同じコンピュータに搭載されていて、シリアル番号も1しか違わないにもかかわらず、基板がまったく別だった。 壊れていた方のドライブのみに存在するように見える電解コンデンサの足の様子がおかしかった。 FD1155Dはたくさん在庫があったので、面倒を避けてとりあえず動くものに交換した。
I-O DATAのPIO-9061A-1という音声合成ボード的なものが載っている。
斜めにSRAMが載ったボードがささっていて、見た感じ合計256KBのバッファが載っている。
このボードはPC-9801-26Kなどと同じく、内臓スピーカーから音を出すための3ピンの端子でマザーボードと接続可能になっている。
ただ、FM音源ではないので対応ソフトウェアがないとあまり役に立たない。
チップは沖電気のMSM6258で、ADPCMに対応し、X68000で使われているものと同じだ。
ドライバの名前はvoice.sys
で、これは拾得時に刺さっていたフロッピーから回収できた。
Aug-1988発売の386DX 16 MHz機 [nec-lavie.jp]。
RA5はハードディスク内蔵モデルで、定価が¥736,000とバカ高い。
PC-9801RAには1988年発売のRA2/RA5と、1989年発売のRA21/RA51がある。
1989年発売のものはCPUが20 MHzになって前面に速度切り替えスイッチがあるが、この古いモデルは16 MHzしか対応していないのでスイッチはない。
あとロゴが古い。
マザーボードは豪華三階建てだ。
一階部分はG8DMZで、μPD70116C-10 (V30)はこちらに載っている。
V30はこの機種では8 MHz動作だ。
メモリはμPD4016CX-15 ×6 <12 KBytes>, μPD4364CX-15L <8 KBytes>, HM53461ZP-10×8 <256 KBytes>が載っていて、いずれもビデオ関係。
チップセットはμPD9015AR, μPD9016R, μPD9017AR, μPD65101S017で、当然だが同時期のRX2とほとんど同じもの。
RX21の世代ではチップセットのパッケージがセラミックでないので見た目はずいぶん違うが、型番は似てる。
CバスのバックプレーンはG8CCP。
2階部分はCPUボードのG8CFTで、A80386DX-16 (SX213)とA80387DX-16 (SX104)が主な部品。
他に、CPUDIと書いてあるチップ1つ、BUFD2と書いてあるチップが4つ、メモリの日立HM511000AZP-10が12個<1.5 MBytes>載っている。
1階と2階とは150 ピンのコネクタで接続される。
3階部分は小さいG8DMTで、μPD424256-10が8つ<128 KBytes>が載っている。
実装の様子からして、基板が上がったより後の段階でZIPパッケージの該当DRAMが入手不能であることがわかり、急いでSOJのチップをつけられるようにした、という感じだ。
内蔵HDDはPC-9801RA-35という型番のもので、ドライブはNEC D3142 (P/N 134-500558-699)。
MFMのST-506インターフェースだ。
外部にはSASIが出ている。
電池が液漏れしやすいため念のために切り離し、FDD (FD1155D P/N:134-500207-808-0)のシールドが脱落していたので除去した。 また、電源ユニット(トーキンPU463)の一次側基板に載っているC11 (47 μF 35 V)の足が不自然に錆びているのを発見したため交換した。
PC-9801RX2と似ているが、こちらはOct-1989発売とのことで、1年程新しい機種になる [nec-lavie.jp]。
値段も、当時は定価の意味は薄いとはいえ、¥398,000→¥338,000と6万円下がっている。
見た目の違いは、前面のロゴが新しいフォントになっている点。
マザーボードはRX2が2階建て部分があったのに対し、RX21は完全に平屋のG8CCMR
が使われている。
写真上側のZIPのICは左から8× TMS44C256-80SD, 4×μPD421000V-80で、写真下側のは8× M5M4C264L-12だ。
CPUボードはRX2と同じく垂直にささるG8CCNで、Intel N80286-12とNEC μPD70116C-10が載っている。
FDDはFD1155D P/N: 134-500207-808-0なのでRX2と同じだった。
電源がRA21と同じ故障をしていたので、修理した。
マザーボード上のニッケルカドミウム電池が、一見異常無さそうに見えるが、外すと実はゆっくり液漏れしていて、配線を侵しつつあるという状況になっていた (写真参照)ので、電池は取り外した。
一応正常に動いている。
Nov-1989出荷のi386DX-20MHzの機械 [nec-lavie.jp]。 電源が飛んでいたので修理した。 3連のディップスイッチが付いている最後の機種ということで保管資料。
I-O DATA DEVICESのPIOシリーズという4MBのバンクメモリが刺さっていたが、 使い道がないので外してしまった。 なぜi386マシンにバンクメモリを刺そうと思ったのか問いたい。
現在Cyrix Cx486DLCとFasMathが刺さっている。あまり早くなったと思わない。
カレンダ時計のNi-Cdが液漏れして基板を腐食し始めていたので、取り去った。
電源が入っている間は時間が進む。
起動音
写真はNEC PC-9800 Series
と印刷があり、右上にのみ飾りの出っ張りがあるタイプのキーボード。
この世代のキーボードは印刷の種類、左右の出っ張りのパターンで多数の種類があることが知られている。
個人的にはこの世代のキーボードのキータッチが一番好きだ。
Apr-1989発表のi386SX-16MHzのデスクトップ [nec-lavie.jp]。
PC-9801Uから続くトランスポータブル型
の系統から派生した3.5インチFDD搭載機種だが、この機種の後はRSという標準的な大きさのシリーズに合流している [1]。
大きさはUXとほぼ同じで、UVよりかなり大きくて重い。
水没していたが、綺麗に分解・掃除したらFDDもちゃんと動作するようになった。
テクサのES-HC80Sという内蔵HDDが刺さっていた。 これはPC-9801ESから見るとSASIのHDDが接続されているように見えるものだが、 実際に使われているHDDはTOSHIBA MK234FBという181MBに見えるSCSI HDDで、 ID=2に設定されていた (AT互換機で認識させたときの画像)。 裏側の4連のディップスイッチをいじると40MB*2、20MB*2、20+40, 40+20などの構成が設定できるようなのだが、 50pinの端子にSASIの外付けHDDの接続を試みてから40+40にならなくなった。なんでだろう。
全16パターン試したときのメモ, 1=OFF
DIPSW[1:4] | ドライブ1容量(MB) | ドライブ2容量(MB) |
---|---|---|
0000 | 20 | / |
0001 | 20 | 20 |
0010 | 20 | 20 |
0011 | 40 | / |
0100 | 20 | 40 |
0101 | 20 | 20 |
0110 | 20 | 20 |
0111 | 20 | / |
1000 | 40 | / |
1001 | 20 | / |
1010 | 20 | / |
1011 | 30 | / |
1100 | 40 | / |
1101 | 20 | / |
1110 | 20 | / |
1111 | 30 | / |
→数ヶ月放置していたら、また40MB+40MBで認識するようになっていた。謎だ。
起動音
Nov-1988発表のi386SX-16MHz搭載のラップトップ [nec-lavie.jp]。
カレンダ時計がものすごい勢いで2066年に突っ走ることを除いて、正常に動作する。
試しに時計バックアップのバッテリを基板から取り外してみたが、変化しなかった。
プラズマディスプレイは取り外せる。
基板はPC-9801ESと似た構成である.
Jan-1991出荷開始のi386-20MHzのデスクトップで、価格は¥448,000 [nec-lavie.jp]。 合計3台所持しているが、すべて5インチFDDモデルである。
RAととてもよく似ているが、ディップスイッチが1連で、 HELPキーを押しながら起動で各種設定ができるのと、速度切替えスイッチが 目隠しの中に入ったこと、および26K音源が内蔵なのが違い。
1台目は、RAと同じく電源が飛んでいたので修理したほか、 カレンダ時計のNi-Cdが液漏れして基板を腐食し始めていたので、取り去った。 80386DX+80387を搭載し、問題なく動作していた。
このマシンはThomson MO5と交換してしまったので、もうここには無い。
2台目はディップスイッチの蓋がなくなっている。
プロセッサはA80386DX-20 IV (SX217)とCyrix FasMath™ CX-83D87-20-GPを搭載し、動作はOK。
4MBのC-Busメモリが刺さっていて、明らかにメモリカウントが遅いと思う。いずれベンチマークをとってみたい。
3台目はBuffalo EDA-4000Lという専用メモリボードが刺さっており、ボード上メモリおよびボード上のSIMMと合わせて合計640KB+9MBとなっている。
CPUはA80386DX-20 IV (SX217)で、FPUはない。
マザーボードは2枚の基板で構成されており、2枚目はFDD下のスペースに実装される。
大きい方のボードでZIPパッケージのRAMは16×μPD424256V-70 (256K×4 Page mode)と8×μPD421000V-70 (1M×1)で、小さい方のボードのは8×μPD42264V-10A (64K×4 Dual-Port Graphics Buffer)だ。
FDDはFD1155D P/N 134-500207-808-0 Date 1991.3だ。
起動音
i486SX-16MHzのデスクトップで、出荷はJan-1992 [nec-lavie.jp]。 実際に載っているプロセッサはS-Spec: SX431であった。
拾ったFA7はハードディスク内蔵のモデルで、SCSIカゴに入ったHDDも付いていたが、裏側の専用スロットに刺すSCSIボードがない。 LHA-301が刺さっていたことから、NECベンダーチェックで外付けHDDが使えず、LHA-301を刺したもののリソース競合で使えなかったため、 内蔵ボードを外して捨てるという処置をしたと考えられる。 せっかくHDDが内蔵できるのにもったいないため、Logitec LHA-15FAを購入、専用スロットに埋めて使っている。 ファイルスロットにTEAC FF-33という3.5インチFDDがささっていて、これはMSDOSのFORMATからは外付けと認識される。
中の構造はほとんどPC-9821As2と同じだった。コンデンサが腐る問題も共有している。5インチFDDモデルで、
FD1158Dが使われているが、この基板のコンデンサも腐るので注意が必要。
起動音
PC-9801FA7(↑)同じi486SX-16MHzのパソコンだが、5インチFDDの代わりに3.5インチFDDが搭載されているモデルで、発表日もFA7と同時のJan-1992 [nec-lavie.jp]。 専用のSCSIボードが抜かれてしまっている点も同じ。 こちらの分のLogitec LHA-15FA (専用SCSIボード)も購入済み。
FDD(FD1138D)の基板のコンデンサ交換にはいくつかのハンダ付けされたケーブルを外す必要があり、大変だった。
i486SX-20MHz搭載で、定価は218,000円、発表日はJan-1993 [nec-lavie.jp]。
初代98FELLOW。MS-DOSユーザー向け,低価格
とのこと [1]。
おなじみのマザーボードのコンデンサを交換して動くようになった。
1993年前半に発表されたPC-98シリーズは、このほかPC-9821Apがあり、いくつかの特徴を共有している。
BX, Apまで、本体前面にキーボード・マウス接続口が設けられており、マウスはDE9コネクタだ。
1993年後半に発表されたBS2やAs2以降はいずれもこれらのコネクタは本体背面・丸形コネクタになっている。
Bシリーズの第二世代BS2以降はメモリにパリティが無く、普通の72-pin SIMMが使えるのに対し、BXではパリティが必須だ。
マザーボードには2 MBのメモリが搭載されている。
メモリ専用スロットにはBuffalo EAB-6000が差されていて、その上にPC-9801-61互換?SIMMの2004XMC-Dが載っている。
このボードはPC-9821Apと共通らしい。
現在合計で8 MBを認識している(640+7168)。
マザーボードG8NQDはPC-9821Apに比べて部品数が大幅に少ない。
PC-98系のマザボでよく見かける、RTCのμPD4990やリセットのμPC2270Aはハンダ面に実装されている。
BX2には存在するCD-ROM用のIDEコネクタが無い。ケースに穴はないし、そもそも金具の幅が3.5型の幅しかないので普通の努力ではCD-ROMの内蔵はできない。
i486SX-33MHz搭載で、3.5インチFDDが2台搭載されており、出荷はNov-1993、定価¥238,000というデスクトップ [nec-lavie.jp]。
コンデンサ不良以外に、マザーボードが断線で壊れていた。 修理して動くようになった。 DX2ODP-66がのっていた。
CバスのバックプレーンがPC-9801RAか何かのと交換されていて、4スロット使えるようになっていた。 が、そのため背面のパネルが撤去されており、風通しが非常に良い感じになってしまっていた... (なので拾ったとき枯れ葉も入っていた)
2台目は1994/Nov製造で、コンデンサ不良はなかった。
重大な変更は、以前はNEC製造だった、ロジックボードのPC98-STAR21R2
チップとAUGUSTA
チップが富士通製造に切り替わっている点。
HRTC3
チップも三菱製造に切り替わっている。
また、電源もデルタ製DPS-102CB REV:A0 (NEC P/N:PU727)になっている。
CPUのS-SpecはSX799.
起動音
i486SX-25MHzのパソコン。 出荷日は1993/Nov [nec-lavie.jp]。 マザーボード G8PLUが、コンデンサ不良のほか断線で動作しなくなっていたので、修理した。
PC-9801-87という外付けFDDインターフェースボードと、GP-IB I/F PC-9801-29Nが載っていた。
Jun-1994出荷の、486SX-33MHzのファクトリ・コンピュータ [nec-lavie.jp]。
マザーボードG8QTTの不良コンデンサを交換したものの、マザーボードで断線していたため、通電後画面は同期するものの表示はなく、ビープ音が鳴りっぱなしになっていた。
フラックスクリーナーで電解液を洗い流し、地道にパタンの破断箇所を探したところ、7K1
とCバスライザーの間のパスで、一番7K1に近いものが断線していることが分かった。
ここをラッピングワイヤーで接続したところ、無事動作するようになった (2013-07-19)。
SSDが内部の専用スロットに刺さっていて、ここからMS-DOSが起動する。
このマシンは他にも専用スロットがある。
Cバスのカードエッジソケットの間にちょっと短いカードエッジのソケットがあって、おそらくここにフロッピードライブを増設できるのだと思う。
RS-232Cを拡張する為と思われるソケットもマザーボード上に存在し、ケースにもRS-232C(2)と印刷されている。
一番上のCバススロットは増設RASボード
FC-9801-06Kが刺さっていて、この基板はユーザの配線によりWDTでリセットをトリガ、といったことができる(写真の配線がそれ)。
現在メモリは最初から載っていた2MB+16MB+16MBで34MBになっている。ファクトリコンピュータなのにパリティは不要。
起動音
1995-Jul-10発表のデスクトップ [nec-lavie.jp]。
固定ディスクがオプション扱いで [nec-lavie.jp]、マウンタもなぜかこのオプション側に付属であるが、以前Xe10がバラされて捨てられていたときにマウンタを確保しておいたので、現在はIDEのHDDを内蔵できている。
FDD2つが横に並んでいるのは、PC-9801シリーズとしては珍しい。
マザーボードはG8VBDで、これは偶然持っていたPC-9821Xe10のボードと同じパーツ番号だった。
CPUはNECにしては珍しくAMD製で、Am486™DX2-66 A80486DX2-66NV8Tという3.0 V動作品だった。
PC-9821Xe10と共通のマザーボードを使う関係上、この電圧で動かしたいため、あえてAMDを選んだのかな。
Nov-1989発表のNECのPC-9801アーキテクチャのノートパソコンで、CPUはV30 10MHz [nec-lavie.jp]。 2台持っていて、1台は画面に縦縞が入るようになってしまった。 メモリの足が浮いているとかだろうか。
この機種もだが、私はNECのノートパソコンであまり良い経験がなくて、でもまわりの人は必ずしもそうでもなくて、どういうことなんだろうと日々思っている。
Nov-1991発売のTFTカラー液晶・i386SX/20搭載ノートパソコンで、定価は¥598,000 [nec-lavie.jp]。 もっとも当時は定価で買う人なんて居なかったのだろうが。
21-Jan-1993発表、定価¥288,000のノートパソコン [nec-lavie.jp]。
CPUは486SX(J) 16MHz [nec-lavie.jp]。
ディスプレイは白黒。
通常版と、University Limited
と書いてあるものの2つを持っている。
このロゴが印刷されている部分のみが通常版との差分か?
26-Jan-1994発表、定価¥248,000のノートパソコンで [nec-lavie.jp]、CPUはi486SX-33MHz [nec-lavie.jp]。
液晶は白黒だ。
07-Jul-1993発表で定価は¥548,000 [nec-lavie.jp]。
i486SX(J) 20MHz搭載 [nec-lavie.jp]。
TFTカラー液晶搭載。
NXといってもAT互換機ではなく、PC-9801だ。
これも液晶の表示が乱れたりする。修理が必要。
コンピュータ技術、サーバ/ワークステーション技術、周辺機器技術、ソフトウェア技術、パーソナルコンピュータ技術、プリンタ技術. NEC技報. Vol.55 No.6. 2002年6月. pp.40–63. 日本電気株式会社,新日本電気株式会社. 日電図書.