EWS4800とかも欲しいんですが...
1977年出荷のμCOMトレーニングキット
で、定価は¥67,000 [support.nec-lavie.jp]。
TK-80 に搭載されているμPD8080A はBCD減算時のフラグの振る舞いがIntel 8080A と異なる。
NEC の表現では 10進減算補正もできます
とのこと [support.nec-lavie.jp]。
TK-80E に搭載されているμPD8080AFC では挙動がIntel 8080A と同じになっている。
RAM は8×μPD5101-E で合計 1,024 Bytes, ROM は3×μPD464 で合計 768 Bytes。
言わずと知れたAug-1979出荷開始のμPD780C-1@4MHzのパソコンで、定価は¥168,000 [support.nec-lavie.jp]。
NECの認識としては日本初の本格的なパソコン
[1]とのことだが、実際にはSORDのM200シリーズが1977年に発売されているなど、この辺は疑わしいところだ。
この機種のBASICのコマンドやメモリマップ、構成などは[6]が詳しい
(NECのマニュアル以外では)。
実はこのページに載っていないPC-8001も持っていて、そちらはI/O拡張ユニットやFDDなども付いている。 こちらは2013-07-07に金で買ったもの。 昔は持っているものをもう一つ買うのは我慢していたのだが、 2013-02-16に大量の珍品を譲っていただいた方に、なぜ複数の同じ計算機を持っているのか聞いたところ、「予備」と仰っていたのに感銘を受け、私も既に所有しているものを拾ったり買ったりすることに抵抗がなくなった。 これは予備用として、正当な理由があって購入したものである。
現状渡しだったが、2013-07-23にレベル変換器を作りRGBモニタを接続したところ、問題なく動作した。
回したりする部分がないのでそんなに壊れる場所がないというのもある。
メモリは32KBで、ROM BASICは初期のVer 1.0だった。
PC-8001に良く似合うデジタルRGB CRT, NEC JC-1202DH Character Displayというのも後日回収した (3台目のPC-8001と共に)。
このCRT本体にはどこにも書いていないのだが、これはPC-8043とも呼ばれているらしい [support.nec-lavie.jp]。
角型デジタルRGB-DIN8のケーブル(PC-8091K [support.nec-lavie.jp])は持っていなかったため作成し、動作を確認できた。
CRT側のコネクタはヒロセ1600シリーズに形は似ているが、それよりピッチが広い (写真はヒロセのP-1608BAと実際のデジタルRGB端子の比較である)。
この角型RGBコネクタはEIAJ E8M
EIAJ rectangular 8 pin
と呼ばれていることもあるようだ。
ピンアウト情報はCRT側はこれ [dempa.jp]で、PC-8001側はこちら [tulip-house.ddo.jp]に掲載されていた。
キャラクタディスプレイと銘打っているだけあって、80桁表示も十分読み取れる (ソニーのビデオモニタだとRGB入力でもちょっと辛い)。
ボリュームノブがあるので、音声入力もどこかにアサインされているはずだが・・・
拡張ユニットPC-8011 は、32 KBytesのメモリと割り込みコントローラ、IEEE-488 (GP-IB)、2チャンネルのRS-232Cに加えフロッピディスクドライブを接続するためのFDCバスを搭載した箱。
メモリはN-BASIC のROM とバンクを切り替えて使える。
PC-8031-2W は、上記PC-8011 に接続できる5インチ両面 (2D) フロッピディスクドライブ [support.nec-lavie.jp]。
インテリジェントタイプで、フロッピディスクドライブ側にもCPU を搭載している。
マニュアルによると、ここからさらに増設用のFDDにデイジーチェーンできるとのこと。
借り物?
Nov-1983出荷開始の8086-2@7MHzのパソコンで、定価は¥558,000 [support.nec-lavie.jp]。
CPUは富士通のMBL8086-2で、一応NECのパソコンということになっているのにNECのCPUではない。
なお、同時期のPC-9801MではちゃんとNEC製を使っている。
FDDはTEAC製のFD-55B-06-U (Part No. 19307080-06)で、5インチ2D のタイプ。
マウスにはDesigned by Microsoft
と裏側に印刷されている。
電源スイッチはIBM PCやPC ATと同じ、右側面の後ろ側の方に配置されている。
PC-10030は専用のフレームバッファボード(Color board
)が設置されている。
このボードは6枚のセラミックのインターポーザー(という呼び方が正しいかは不明)の上に、それぞれ8チップのμPD4164Gが載っている豪華なものだ。
専用のカラーディスプレイPC-KD651はマザーボードのD-sub DE9Mコネクタで接続する (ピンアウト情報)。
MS-DOS他のPC-100用ディスクを送っていただき、ソフトウェア環境の復元ができた。
ディスプレイを縦置きにしていると、起動時のエラーメッセージもちゃんとモニタの方向に合わせた表示になる。
このスクリーンショットは2台あるうちの調子の悪い方のPC-100で出るメモリエラーのメッセージ。
MS-DOS起動時にハードウェアの構成が表示される。
PC-9801と異なり、キークリック音があって、キーを押す度にビープ音が鳴る (ハードウェアマニュアルによるとメモリスイッチでオフにできるっぽい)。
N-100 BASICはMS-DOSで動くBASICで、IBM PC (5150)に付属しているのと同じ系統のGW-BASICだ。
一部のプログラムは縦方向にディスプレイを設置するのに対応していない。
このように強制的に横表示になり、重いディスプレイの足を付け替える作業が必要になる。
白黒ラップトップ。 この機械については、画像が多いため特設ページに記載した。
MS-DOSで動作する古いタイプのMobileGear.
2013-12-08に戴いた。
ペンで操作するスタイルで、ザウルスのPI-8000あたりにかなり似ている。
キーボードが無いため、(普通には)MS-DOSに降りられないとのこと。
上部には電話線、赤外線、シリアルポートがある。
右側はPCカードスロットのみ。
左側にはDC入力がある。
起動時にはMS-DOSの起動メッセージが見える。
この機種でMS-DOSを唯一体感できる瞬間。
Vadem 486 BIOS Version 0.05C /6.21
というので動いているらしい。
推測だが、6.21はBIOSと同じROMに書いてあるMS-DOSの版数じゃないだろうか。
その後はDOSノートで良く見るSystemSoft CardSoftやMicrosoft Power Managerが組み込まれたりする。
PC-98シリーズより後のNECのパソコン製品はどんな感じなんだろう、ということで回収した一品。
出荷は12-DEC-2000 [support.nec-lavie.jp]。
まず拾うときに持ち上げようとして、非常に軽いことに驚いた。
中身が空じゃないかと思うほど軽い。
さらに中を開けてもう一度驚いた。
なんとMSIのマザー(MS-6137)が入っていたのだ!!
部品選びについてもこの時代のMSIのボードと同一で、評判の悪い緑色のコンデンサが使われていた。
BIOSだけは起動時にNECのロゴが表示されるように改変されている。
カタログやマニュアル [nec.co.jp]にはPC98-NXシリーズと書いてあるのだが、ケースにはどこにもPC98-NXの表示はない。
せっかくのNECパソコンなのにちょっと残念。
いつからNECはPC98と言わなくなったのだろう。
起動時には白いNECロゴのスプラッシュ画面が出る。
BIOSは時代のわりに古めかしいAMI HIFLEX。
構成情報
CPUはPentium III 800EBMHz.
チップセットはi810Eなのでメモリは512MBまで。
NICはRealtekのRTL8139系の載った怪しいボード(Accton SMC2-1211TX)でいかにも安物だが、PXEブートロムが載っていて、この点だけは評価できる。
DFP出力が利用できるようにするためのトランシーバーが載ったボードが専用スロットに実装されていた。
DFPはDVIと信号レベルで互換性があるので、ちょっと前までは変換コネクタも売っていたのだが、最近は全く見なくなった。
マニュアルにやたらMIDI/Joystickポートが使えないと書いてあるし、背面にCRTコネクタ接続禁止
と書いてある。
ここまでしつこいのは、どうやらジョイスティックポート(DA15F)にPC-98のモニタを接続するな、という意味なんじゃないかと分かってきた。
7-Jan-2004発表のAthlon XP 2600+/nForce2のバリュースター [support.nec-lavie.jp]。 Athlon XP 2600+はBartonコア/FSB333もので、動作周波数は1920 MHzだ。 このプロセッサは緑色のものと茶色のものがあって、製造時期が2003年21週と2003年31週の間で緑色に切り替わったようだ [xbitlabs.com]。 この機械には緑色のが載っていた。 私は緑色の方が色としては好きなので、得した気分。
Athlon XPとnForce 2はあまりNECらしくない部品選びなのだが、基板はNEC設計のようで、マザーボードはG1AXDといういかにもNECな品番が印刷されているほか、レギュレータもGNDパターンで放熱ではなく専用のヒートシンクを実装していたり、電解コンデンサも日本メーカー製のものが使われていたりする。 割と安物が多い(失礼)nForce2マザーとは一線を画す、長寿命を期待できる製品だ。
メモリは公式発表では最大1GBだが、ECCつきPC3200/1GBのモジュールを2枚刺したところ2GBを認識した。 DMIのデータによるとPC2700 (DDR333)で動作している。 なお、ECCなしPC3200/1GBのHynixモジュールを刺したところ、ビープ音が鳴って起動しなかったが、これがECCが原因なのか、DDR400のチップにありがちな「相性」なのかは謎。 チップセットはECCに対応していないはずなので、相性だったのかなあ。 手持ちのNon-ECCの1GBが一種類しかないためこれ以上は試せない。
オーディオコーデックはAnalog Devices製のものが使われている。
回収時にHDDマウンタがなくなっていたため、SATAのPCIカードを増設して小さなSSDを両面テープで固定しようかと画策中。
構成情報
26-May-2009発表のCore2 Duo E7500 (45nm, 2.93GHz)搭載パソコン
[support.nec-lavie.jp]。
フロントパネルにはMate
, NEC
, J MC-7
とだけ書いてあり、NVIDIA, Vista, Core2のシールが貼ってある。
NVIDIAのGeForce 7100/nForce 630i
というチップセットを使っていて、これはシングルチップでGPU, ノースブリッジ、サウスブリッジを統合したものだ。
NECは2004年製のValuestar G Type LでもNVIDIAのチップセットを使っていて、実はNVIDIAのファンなのかもしれない。
私もNVIDIAのチップセットはクセがあって好きなので、このパソコンは4台も拾ってしまった。
lspciなど
マザーボードはMS-7402 VER:1.2
とシルクがあるので、Micro-Star製だ。
2000年のMate MA80T/S-7でもMSIのマザーが使われていたことを考えると、ずっとMSIを使っているのだろうか。
マザーボード上にはシリアル、パラレル、IDE、フロッピーのコネクタがある。
本体裏側の金属製の蓋の部分を使ってシリアル・パラレルのオプションを提供していたんだと思う。
ハードディスクはBTXと同じくマザーボード上空に配置される。
拡張カード類をさす場所はどこにもない。
04-Oct-2010発表のCore i3 550搭載の小型デスクトップ [support.nec-lavie.jp]。 i3 550は32nmのプロセッサで、Westmereコア・ベースなのにAES-NIが殺されている。 また、DDR3コントローラはグラフィックコントローラと同じ、プロセッサ・コアとは別のダイで実装されているという、Nehalem世代では珍しい構成になっている。
ただ価格が高いだけ、というわけではなく、NICがBroadcom製BCM57780を使っているのは評価できる。
マザーボードはおなじみMSI製のMS-7451VMだ。
起動時の表示から判断するとEFIっぽい。
lspciなど
NECカスタムテクニカの、完全ファンレスのCrusoeマシン。 Feb-2002とApr-2003の間に発売されたようだ [himajin.net]。 TM5800 800 MHzが載っている。前面の手回しできそうな感じのネジを開けると、 前面カバーが外れる。外れた中にあるパネルの、周囲のネジを外せば、中身を前に向かって引き出すことができる。 向かって左側のフイルムの下にメモリスロットが2つある。 メモリはPC133で、512MBを2枚刺すと、内蔵の128MBとあわせて1152MBになる。
TM5800の800 MHzは、SPEC CPU2000だとARMのCortex-A8 800MHzに近く、より速い。
HDDのインターフェースはIDEだが、PCIスロットが2つあるので、RAIDカードを刺せばかなり便利なサーバーになりそう。
/proc/cpuinfo
processor : 0 vendor_id : GenuineTMx86 cpu family : 5 model : 4 model name : Transmeta(tm) Crusoe(tm) Processor TM5800 stepping : 3 cpu MHz : 797.639 cache size : 512 KB fdiv_bug : no hlt_bug : no f00f_bug : no coma_bug : no fpu : yes fpu_exception : yes cpuid level : 1 wp : yes flags : fpu vme de pse tsc msr cx8 sep cmov mmx longrun lrti constant_tsc bogomips : 1595.27 clflush size : 32 cache_alignment : 32 address sizes : 32 bits physical, 32 bits virtual power management:
lspci
00:00.0 Host bridge: Transmeta Corporation LongRun Northbridge (rev 03) 00:00.1 RAM memory: Transmeta Corporation SDRAM controller 00:00.2 RAM memory: Transmeta Corporation BIOS scratchpad 00:02.0 Ethernet controller: Intel Corporation 82557/8/9/0/1 Ethernet Pro 100 (rev 08) 00:03.0 CardBus bridge: Texas Instruments PCI1420 PC card Cardbus Controller 00:03.1 CardBus bridge: Texas Instruments PCI1420 PC card Cardbus Controller 00:04.0 Multimedia audio controller: ALi Corporation M5451 PCI AC-Link Controller Audio Device (rev 01) 00:05.0 VGA compatible controller: ATI Technologies Inc Radeon Mobility M6 LY 00:06.0 Ethernet controller: Intel Corporation 82557/8/9/0/1 Ethernet Pro 100 (rev 08) 00:07.0 ISA bridge: ALi Corporation M1533/M1535/M1543 PCI to ISA Bridge [Aladdin IV/V/V+] 00:10.0 IDE interface: ALi Corporation M5229 IDE (rev c3) 00:11.0 Bridge: ALi Corporation M7101 Power Management Controller [PMU] 00:14.0 USB Controller: ALi Corporation USB 1.1 Controller (rev 03)
ちょっと有名なベクトルマシン。不要になったのを譲って頂いた。 発表は28-Nov-2001 [nec.co.jp]。
SX-6とSX-6iの関係は[2], CPUのマイクローアーキテクチャについては[3], チップの実装技術については[4], SX-6iの内部構造は[5]が参考になる。 SX-6iはSX-6と同じプロセッサを使った計算機で、1CPU構成に限られるがそれなりに小さいケースに入っている (あと私が見たことがあるSX-6は200V専用だったような気がするが、SX-6iは100Vでも動く)。 CPUは0.15 μm世代のCMOSチップで銅配線8層、6000万トランジスタ、500 MHz駆動、1.8 V。 8 GFLOPSで、DDR SDRAMに32 GBytes/sで接続されており、実際にこのスループットはCで一重のループを書くだけで簡単に利用することができる。
サービスプロセッサー(SVP)としてExpress 5800/110Rc-1 (Pentium 3, 1GHz)がついていて、RedHat 6.2の上でいろいろ動く。 ここから電源を入れたり切ったりできる。
コンピュータ技術、サーバ/ワークステーション技術、周辺機器技術、ソフトウェア技術、パーソナルコンピュータ技術、プリンタ技術. NEC技報. Vol.55 No.6. 2002年6月. pp.40–63. 日本電気株式会社,新日本電気株式会社. 日電図書.
スーパーコンピュータ SX-6 の特長と概要. NEC技報. Vol.55 No.9, 2002年9月, pp.7–10. NEC日本電気株式会社, NEC新日本電気株式会社. 日電図書.
SX-6 の本体系ハードウェア. NEC技報. Vol.55 No.9, 2002年9月, pp.11–15. NEC日本電気株式会社, NEC新日本電気株式会社. 日電図書.
SX-6 のLSI・回路技術. NEC技報. Vol.55 No.9, 2002年9月, pp.20–23. NEC日本電気株式会社, NEC新日本電気株式会社. 日電図書.
パーソナルスーパーコンピュータ SX-6i. NEC技報. Vol.55 No.9, 2002年9月, pp.39–41. NEC日本電気株式会社, NEC新日本電気株式会社. 日電図書.
PC-8001. パーソナルコンピュータの使い方. bit 臨時増刊. 1/1980. 石田晴久編. pp.288–295. 共立出版.