1979年の家庭用ゲーム機。
いわゆるPong clone と呼ばれる、マイクロプロセッサを使わない、ハードウェアでゲームを実装している機械に分類できるが、この機種はその中でもシングルチップ実装の新しめのものだ。
外部接続のコントローラ2つが付属していて、本体内蔵の2つのコントローラを合わせて4 台のコントローラが接続できる。
ビデオはRF 出力だが、SoC のピンに出ているコンポジットの信号を拾って、適当にフィルタを通せばコンポジットビデオ出力として外に出せる。
ゲームはSquash, Tennis, Hockeyの3 種類で、Squash 以外は4 人同時にプレイ可能だった。
SoCは沖電気のMSL9320 で、仕組み上、外部にメモリをつなぐ必要もないので基板は片面1層。
本体内部にはシールドの類はなく、EMI 周りでのトラブルが起きるようなテクノロジではないのか、その辺のノウハウが蓄積される前の製品なのか。
金色文字で16-BITと書いてある初期型。ハードオフで買った。
CPUは68000@8MHzとZ80で、サウンドはYM2612が載っていた。
写真の部品面右下のZIPパッケージのIC9, IC10は富士通のMB81461-12.
クロック基板の下にもLSIが一個載っている。
コンデンサはすべてUnicon製。
Uniconは品質に問題無いメーカー。
コンポジットのビデオ出力がきれいではなく、背面のDIN-8の形状がちょっと特殊で[famicomworld.com, 2011]、現在コネクタが入手困難なため、VGAで使われているDサブのHD15のコネクタを本体横に増設した (2013-07-21)。
メガドライブの基板で使われているRGBエンコーダCXA1145
のデータシート(私が見たのはCXA1145P/M)のApplication Circuit (NTSC mode)
というところに書いてあるとおり、R OUT, G OUT, B OUT, C SYNC OUTから470μFのコンデンサ, 75Ωの抵抗をはさめばRGB出力と同期信号を取り出すことができる。
これをHD15コネクタの上に空中配線して、HD15コネクタにHD15→5×BNCのケーブルを差し、BNC端をRGBモニタに接続し、鮮やかでにじみのない出力が得られた。
なお、同期周波数と複合同期、同期信号の電圧レベルの問題により、多くのVGAモニタでは映らない。
単純にBNC5本分の穴をメガドラに開けるのが大変なので省略しただけである。
RGB出力にすると29インチのモニタに映して遊んでも大丈夫。
偶然UNICONのアキシャル型電解コンデンサを持っていたのでそれを使ってみた。
中古屋にてコントローラとビデオケーブル付きで980円で買った。 別にSEGAが好きなわけではないが、SEGAのコンソールが揃ってきた。 この個体はMade in Japanと印刷されている。
15kHzのRGBは10-pin Mini DINから出力されているらしいのだが、コネクタが簡単には見つからなかったので、HD15のVGAと同じ形状のコネクタをつけた (2013-09-15)。
コネクタの奥行きがRAMカートリッジと干渉しそうだが、ギリギリ接触しない。
これでメガドライブと同様、RGB出力ができるようになった。
リビジョンにより基板の種類が多数あるようで、この基板はSH-2が横に並んでいる。
本体に内蔵されているセーブデータ用のメモリはバッテリ・バックアップで、フラッシュメモリはパワーメモリ
というカートリッジで別売されている。
パワーメモリは端子の接触が極めてシビアで、民間療法で鉛筆でなぞってあるジャンク品が非常に安く手に入った。
セガサターンで発見!!たまごっちパーク 専用パワーメモリー T-13325
と書いてあるが、専用ということはなく普通のゲームのセーブにも使えた。
使われているチップは8-bit×512 KwordのAtmel AT29C040A-15TC.
言わずと知れたSH-4搭載のゲーム機。
電源を内蔵しており、直接100 Vをメガネコネクタで入力すれば良いのでとり回しが楽。
HARD OFFでBroadband Adapter (Ethernet NIC)付きで2100円だった! 秋葉原でBroadband Adapter単体で買うと7000円前後するので、大変お得。
NetBSD/dreamcastが動いたので (スクリーンショット)、
MIL-CDに対応していると思う。裏面の社名表示は「株式会社セガ・エンタープライゼス」になっていて、
2000年11月より前に製造されたもののようだ。NetBSDを動かすとビジュアルメモリの液晶にNetBSDと表示される。
NetBSD用にドリームキャスト・キーボードHKT-7600を購入した.
買ったときの価格は10円.
2011年に中古で購入した。
XBOX 360のシステムアーキテクチャの概要は、Hot Chips 17の[Jeff, 2005]が参考になる。
3.2 GHzのPowerPCコアが3つ、メモリは統合22.4 GB/s、GPUに10 MBのEDRAMがあり、ここは256 GB/s。
XBOX 360 Arcade (XGX-00007)は、HDMI出力がある第二世代のモデルで、第一世代が起動しなくなりやすいのに比べると壊れにくいといわれている。
ゴミ捨て場で拾った。 初代のプレイステーションは、Playstation2の互換性のためあまり大切にされていない気がする。 Playstation 2のSビデオ出力を利用してPlaystationのゲームをすると、画面が少し揺れているように見えるのだが、本物のPlaystationを使うとそういう現象は起きなかった。 ただ、これはモニタとの相性かもしれない。 プレイステーションは、横に付いている通気用の穴がジグザグになっていて、SPARCstationの雰囲気があり、よい。
このプレイステーションは、開けてみたところ基板の裏にPICマイコン 16F84が載っていた。 何のために使っていたのだろう(ぉぃ)。 現在ではPlaystationのゲームは買いようによってはCD-Rのメディアより安いため、このPICマイコンが役に立つことはもうないような気がする。
プレイステーションは裏側に製造場所が書いてあるのだが、この個体にはMIYUKI S.
と書いてあった。
木更津と書いてあるのは見たことがあるのだが、このMIYUKI S.
とはどこのことなのだろう。
譲って頂いたもの。
SCPH-15000は、背面のファンと前面の吸気口に網があり、長期間使っていると、ここがホコリで目詰まりして内部が過熱してしまいがちだ。
この辺の機種を手に入れたらまず、分解して網の埃を取り除く必要があるだろう。
音声はSPDIF (Optical)が使える。
この機種はIEEE1394を搭載し、電源ユニットを内蔵している。
以下のチップ・基板の写真は、金属ゴミの日に発見してしまったボードのもので、SCPH-15000のものか不明。
PCMCIAスロットがあることからそう遠くないと思う。
専用キーボードSCPH-10240というのも発売されていて、普通の日本語配列USB HIDキーボードである。
特徴は、Windowsキーがない他、裏面にPS2
とロゴが掘られていること、ケーブルが左辺から出ていて、ゴム足が背面にもついているので使わないときに立てておける点だ。
4×Cortex-A9コアが最大444 MHzで動作していると言われているコンソール。
Raspberry Piと似た大きさで、HDMIで映像と音声を出力する。
他にCopperのEthernetと、コントローラ初期設定用のUSB端子、専用メモリカードスロットとROMスロットがある。
電源アダプタはは外付けである。
音声はBluetoothでも出力できるが、ゲームがマイクを有効にするとA2DPからHSPにプロファイルが切り替わってしまい、音質が低下して困っている。 1 GBのメモリを内蔵しているが、メモリカードを差すと内蔵メモリは使えなくなる。
PSPのダウンロード版のソフトが使えるが、このCPUでPSPの〜333 MHzのMIPSをエミュレートするのは困難なので、多分PSPのハードウェアが部分的に載っているのかな、と想像している。
AMDのSoCを使ったゲーム機PlayStation 4のうち、16 nmのチップを使った薄型のシリーズの白色モデル。
AMDにとっては珍しいデザインウィンだ。
AMDの部品使うのは供給能力が怖くて遠慮されがちだが、このゲーム機のチップはTSMC製造なので部品が入ってこなくて泣かなくて済む仕組みになっている。
電源を内蔵しているのが紛失の可能性がなくて便利。 音声出力がHDMIのみだが、設定によってコントローラの3.5 mm音声端子からすべての音を出力可能なほか、USB のオーディオデバイスを使用することもできる。 基板の様子はグラフィックカードそのもの。
捨てられていたのを友人が拾ってきてくれた。 当時の私はゲーム機は持っておらず、この友人の行動がのちに私がゲーム機も集めるようになったきっかけである。 電源部のレギュレーターが飛んでて、+5Vが出てなかった。+5Vを直接ロジックに供給すれば動いた。 CPUは68000@12 MHzとZ80で、サウンドはYM2610。 メモリが基板上のいろんなところにあっていかにもゲーム機な基板。 本体の上蓋は大学の某委員会室のゴミ箱のそばで保管していたところ、なくなってしまった。
シリアル番号90A 182983で、いくつかの情報源によると[neogeokult.com][gamesx.com, 2003] RGB出力があまりきれいでなく、コンポジットの方がきれい、ということになっている。
実際にRGBモニタを接続したところ、確かに中間色は少しディザがかかったような模様が出るものの、コンポジットよりははるかにマシな出力が得られた(2013-07-21)。
というわけで、私のオススメはこのシリアル番号のものでもRGB出力を利用することである。
SNKのロゴの上にThe Future is Now
と出るのが今(A.D. 2013)になるとちょっとおもしろい。
なお、NEOGEOのパッドは5V供給しないと動かない。なぜ?
つい、買ってしまった。
白黒版のNeoGeo Pocketとあわせて、通称ネオポケと呼ばれることがある。
この機種の詳細はこのページ [captainwilliams.co.uk]が詳しい。
CPUはTLCS900H @ 6.144 MHzで、画面解像度は160×152とのこと。
液晶はバックライトがないので、実際に使ってみると、色々なところに掲載されているエミュレータのスクリーンショットよりもずいぶん地味な印象になる。
方向入力用のジョイスティックは携帯用ゲーム機では一番使いやすく感じる。
電池は2×単三電池とバックアップ用のCR2032を使う。
時計機能がついていて、ROMカセットを刺さずに起動するとポケットメニュー
が開く。
ここからカレンダー・世界時計・アラーム機能が利用できる。
アラーム鳴動時に、画面下側で黄色い…ネズミ…のようなものが踊る。
これは一体?
大きさの比較: SNK NeoGeo Pocket Color,
Palm Zire 71,
Nokia E61
NeoGeo の40種類のゲームが遊べるゲーム機。
ファミコンミニに端を発したエミュレーションハード人気の中に登場したNeoGeo Miniは、実用的かは置いておいて、液晶画面とコントローラが内蔵されている点が他の「ミニ」ハードと大きく異なる。
格闘ゲームが多い国内版と、アクションやシューティングが多いインターナショナル版があり、これはAmazon.comで購入したインターナショナル版だ。
起動時にジョイスティックが光るのもインターナショナル版だけ。
背面には電源入力のUSB Type-C、音声出力のステレオジャック、外部モニタ用のmini-HDMIがあり、左右両側には外付けのコントローラ用のUSB Type-Cがある。
内蔵コントローラのACBDボタンは、NeoGeo CDのパッドとは配置が異なるので、そちらに慣れていると違和感があるかもしれない。
基板にはRFシールド的なものが載っているが、よく見るとはんだ付けされておらず、ラッチ的なものでおさえてあるだけだった。
引っ張れば可逆的に外せる。
CPUはATM7013 (MIPS系), オーディオのDAC?のATC2605, DDR3は128 MBytesのESMT M15T1G1664A, フラッシュが4 GBytes のMicron MT29F32G08CBADAで構成されている。
基板にはあからさまなシリアルポートと、裏側に謎の自爆ボタン?が搭載されている。
ボタンはなぜ製品版にも実装されているのだろう。
コントローラ部分は別基盤になっており、ボタンの線をたどるのが簡単になっている。
液晶裏のスペースを利用すれば、AES のコントローラを直接させるように改造できそうだ。
白い初代PCエンジンはRF出力しかなく、安く売っている。数百円で売られていて、あまりに安かったので買った。
インターネットを見ながら適当に配線して、コンポジット出と力3.5mmステレオプラグを本体に追加した。
ケース内は十分に余裕があり、端子の裏側が基板と接触する心配はなかった。
この機械はコンポジットの出力が綺麗で、14インチのCRTモニタ (Sony PVM-14L2)に映す分にはにじみは見えない。
ROM (HuCARD)の黒い部分の大きさがソフトによって異なる。
容量によるのだと思う。
なお、電源アダプタはSEGA メガドライブのものを使い、ケースを開けるときのネジ回しは、任天堂の機械を開ける時に使うDTC-27を流用した。 本体にLEDがついていないので、電源が入っているか分かりにくい。
2013-12-08に未使用状態でいただいたもの。
取扱説明書によると、CPUはV810 21.5 MHz, メインRAM: 2 MB, VRAM: 2.625 MB, ROM: 1 MBとのこと。
PC-FXの機能に加えて、3Dのハードウェア搭載されているため [moemoe.gr.jp]、通常のPC-FXのVRAM 1.25 MB [ribbon.to]よりも増量されている。
おそらく実態はソフトウェア開発ボードをそのまま一般向けに販売した、といったものなのではないだろうか。
電源が強そうなPC-9821V13/M7D2にセットアップして使っている。
外付けのACアダプタ(Model PPAD-1: 13.5 V, 200 mA, センタープラス)が必須で、これがないと画面の出力がされない。
コネクタはすべてCバスのバックパネルに繋ぐことになる。
写真では上からYC分離ビデオ出力、オーディオ出力、パッド1、オーディオ入力、ACアダプタ、が接続されている。
オーディオ入力は、CD-DAが再生されるときにPC-FXGAボードの音声出力とミックスする為に、CD-ROMドライブの音声出力を入力する。
本体にCD-ROMドライブが内蔵されているので、本体のライン出力をループバック風に入力することになる。
PC-98側の電源ONすると、PC-FXGAのビデオ出力からは、NECロゴにRUNボタンを押してください
が点滅している画面が出力される。
PC-98側でDOSを起動し、専用のプログラム(FXGA.EXE
)を起動し、RUNボタンを押すとPC-FXのロゴ画面、続いてメニュー画面へと遷移する。
自動起動はなく、CD-ROMが入っていても常にメインメニューが表示される。
なお、PC-98側でFXGA.EXE
を動かさなくてもメインメニューまでは到達するが、この状態ではCD-ROMを読めないため、あまり意味はない。
パッケージにはおまけとしてアマチュア提供というCD-ROMとSamegame FXが入っている。
アマチュア提供のCD-ROMはPC-FX用ではなく、ISO-9660のファイルシステムが記録されており、DOSからPC-FXGAを制御してムービーを表示させたり、実行イメージをロードしてPC-FXGAボードで実行したりといったデモが入っていた。
Samegame FXのCD-ROMは未開封だったのに読み込めなくなってしまっていたが、cdrdao
で700 MBのCD-Rにコピーしたところ無事起動できるようになった。
Samegame FXは、上下に盤面を反転させることができる、アレンジ版のSamegameだ。
Samegame FXはPC-FXGA専用とのこと [moemoe.gr.jp]で、確かにテクスチャマップされた駒が透視投影されているように見える。
他にも、PC-FXターゲットのGCC/V810のパッチが古いながらも存在する [vector.co.jp]ので、何か面白いことができるかもしれない。