ソフトウェアバックアップ計画も実施中.
2013-02-16にいただいた。
R3000/35MHz. National InstrumentsのGP-IBカードが刺さっている。
カレンダ電池CR2450を交換したところ動作した。
マウス041-0145-001はキーボードにminiDIN 6Pで接続するタイプ。
白いもののほか、同じインターフェースで御影石テクスチャのものも持っている。
御影石のものは同じ形でPS/2インターフェースのものの有るが、PS/2版はケーブルが長いので、キーボードに直接繋ぐとケーブルが余って誤りに気づく、という仕組み?になっている。
キーボードのケーブルは脱着可能で、このキーボード(9500801)では両端がminiDIN 6Pのケーブルを接続する。
CTRLが左下なのは好き嫌いがありそう。
この機種はオーディオ入出力はオプション扱いで、Magnum Audio
と書いてあるボード (P/N: 030-8064-004)を設置しないと音が出ない。
このボードもいただいていたが、まだ試していない。
これも2013-02-16にいただいた。
なぜかElanのフロントパネルがついている。
実際に搭載されているのはEntry (LG1)だ。
R3000版だからなのか、R4000の2台と異なりパラレルポートが白い。
バックアップ電池が乾いてしまっているので、交換した。
マザーボード上のR3000にはPersonal IRIS 4D/35と異なりヒートシンクがついていない。
また、1次キャッシュも半分の32KB/32KBだ(hinv)。
なお、起動画面はPersonal IRIS 4D/35と同じで、Indigo R4000以降の立体的な画面ではなかった。
ビデオ入力基板におもしろい顔の絵が描いてある。
2004年前後に、HARD OFFで1000円だったので即購入。 R4000/100MHz, XS24Z搭載 (構成情報)。 この機種で使える最終版のIRIX 6.5.22mをインストールしてある。 メモリは320 MB搭載。
マウスがない。いらないIndigo用のマウスをくれる方はいませんかー
ついにマウスを頂きました。ありがとうございました。
起動音のほか、この機種はソフトウェアから電源を切ることができないので、OSがファームウェアに制御を返すと鳴る終了音を電源を切る度を聞くことになる。
起動音:
終了音:
2013-02-16にいただいたもの。
フロントパネルに数種類のグラフィックオプション用のバッジがついている。
実際に入っていたのはElan.
バックアップ電池が乾いてしまっているので、交換した。
R4000版のマザーボードは、R3000版と異なり電池が基板にハンダ付けされている。
IRIX 5.3で動く。 hinv
R4400-150MHzのIndigo2。 緑色。 2013-12-08に戴いた。 起動音がPower Indigo2とは異なる。 そのうち起動音を録音して公開する必要がありそうだ。
前面にグラフィック・グレード・バッジが複数種ついている。 また、ビデオオプション (SGI P/N: 030-8213-002)がついている。 このボードはグラフィックカードに接続される。
当初無事に動作していたが、23-May-2014に通電しなくなった。
調べたところ、電源ユニット(ITT PowerSystems, Model: PEC4074, Part Number: 6064470 REV K/N, WK/YR Mfg: 3993)の内部の電解コンデンサが不良であった。
四級塩電解液使用の日本ケミコンLXFとニチコンPLが使われていた。
修理中.
上記ビデオオプションボードには、Galileo Video という名前のビデオ・ブレイクアウト・ボックス (VBOB) を接続することができる。
Galileo Video はIndigo2 とおそろいの色で、アナログビデオの入出力ができる。
R8000搭載のIndigo2はPower Indigo2と呼ばれていて、グラフィック・グレード・ボタンの外側にPowerと書いてある(写真参照)。 このマシンも2013-12-08に戴いた。 R8000は4命令同時実行のスーパースカラプロセッサで、75 MHzで300 MFLOPSが公称値だ [1]。 インプリがおもしろくて、この世代のマイクロプロセッサとしては珍しくマルチチップになっている。 マルチチップは恩恵がないわけでもなく、使えるリソースが大幅に増えているので、R8000ではTLBエントリが384と、他のプロセッサに比べ大きい。 R10000のTLBエントリ数は64, R4400は48だ [2]。 プロセッサモジュールは巨大で、マザーボードとはリボンケーブルで接続する。
ブートスクリーンではIndigo2の表示の背後にPOWER
と表示される。
R8000搭載機はすべて緑色という噂をどこかで読んだような気がしたので、この機械は後から中身を入れ替えられたのかもしれない。
ただ、グラフィック・グレード・ボタンの後ろ側のプラスチックの日焼けから見るに、初めからPOWERのバッジが付いていたのではないかと思う。
また、背面の型番もPower Indigo2のものだ。
大昔、秋葉原でR8000搭載と書いた紫色のマシンを見た気がするし(もっともそれも入れ替えられたものかもしれないが)。
なお、Indigo2のロゴの部分には元々COMTECのシールが貼ってあったため、焼け方に差があるとのこと(元オーナー情報)。
23-May-2014に、電源を入れようとしたところ、一瞬ファンが回転するもののすぐに電源が切れる状態になった。
様子を見ていたところ、オーディオボードのタンタルコンデンサが発火し、お誕生日会状態になったため炎を吹き消した。
幸い、様子を見ている最中だったのでグラフィックボードは取り外してあり、延焼することはなかった。
47 μF 25 Vの電解コンデンサを元の場所に付けたところ、また問題なく動作するように戻った。
電源が入らなかったのは、ここが故障して安全装置が働いていたというのが真相だった。
燃えた部分の様子
hinv, gfxinfo
起動音はPROMの変数boottune
を設定することで3種類から選べる。
boottune
= 1
(初期値), 2
, 3
の音はそれぞれこんな感じ:
終了音もboottune
の設定により3種類ある:
boottune=1
boottune=2
boottune=3
足を使うことで、立てておくことができる。
この足は本体にかなりしっかり固定され、本体を持ち上げても外れることはない。
形が工夫されていて、空気の流れを妨げないようになっている。
R4600搭載のIndy.
2013-12-08に戴いた。
Indyは、搭載CPUでいうとR4x00とR5000の2系統があり、その中でもクロックと二次キャッシュ有無で細かくスペックが刻まれている。
グラフィックオプションは、ジオメトリエンジン (GE)を搭載したXZのものと、GE相当の計算をCPUで行うXL (Indy Graphics)の2系統があり、XLには8-bit (256色表示)と24-bit (1677万色表示)の2種類がある。
冒頭で書いたとおりこの個体はR4600で、さらにXZグラフィックを搭載している。
Indyは、SPARCstationなどと同じようにNVRAMにEthernet MACを格納していて、NVRAM (DS1386-8K-150)の電池が枯れるとエラーが出ることが知られていて、これはやはりSunと同じく工作で補修可能 [isinoid.com]。 Indyの内蔵HDDは50ピン/3.5インチのSCSI接続のものを使うが、さらにFlopticalドライブ (フロッピー互換)の自動排出のドライブInsite 1325VMもSCSI接続できるようになっている。 他であまり見ない機能として、ISDNインターフェースがマザーボードに搭載されている(使ったことなし)。 同じくマザーボードに搭載のカメラインターフェースと一緒に使うことで、ビデオ通話の端末として利用できるようにしたい、といった要件があったのかもしれない。
起動音:
終了音:
Indigo2とIndyからは、PS/2インターフェースのキーボードになった。
御影石テクスチャの062-0002-001は非常に打ちやすいキーボードで、某中古ワークステーション店が秋葉原にあったころには、その店のレジにはこのキーボードが繋がっていた。
レイアウトは普通のUS101配列で、CTRLは左下にある。
これもR4600搭載のIndyで、133 MHzの2次キャッシュ無し版 (R4600PC)だ。
133 MHzのR4600は製造技術が新しくなっているのか、ヒートシンクが小さく、R5000/180MHzに糊付けされている黒い剣山と同じに見える。
2022-04-17に使用している途中で、「パチッ」というイヤな音とニオイがした。
このあとも普通にIRIXは動き続けていたが、急ぎコンセントを抜いてマザーボードを確認したところ、裏側のC602にあるタンタルコンデンサが焼ききれていた。
該当箇所がビデオ入力回路周りだったので、あまりよくないとわかりつつ、とりあえず炭になったタンタルコンデンサを外して電源入れたところ問題なくIRIXは起動して、普通に使える状態に戻った。
グラフィックはIndy 8-bit Graphics
ことXL 8-bitのボードだ。
最大256色表示でもディザ表示でグローシェーディングされたポリゴン描画ができるのが、逆にすごい。
O2と同じR5000を搭載したIndy.
ヒートシンクもO2の180MHz版と同じに見える。
2013-12-08に戴いた。
ビデオ入力カードがついていて、これはグラフィックカードに接続される。
R5000版は前面にバッジがついていること以外、起動音も起動スクリーンもR4600版と同一だった。
2台目も2013-12-08に戴いた
(実際のところかなりの台数を戴いている)。
こちらには専用の液晶Presenter 1280用のインターフェースボードがついており、画面をデジタルで液晶に映すことができる。
Presetner 1280は液晶裏の反射板を取り外すことができ、OHPプロジェクターで画面を投影することができる。
不思議な構造だが、バックライト用のCCFLは取り外されない側についている。
電源・スピーカーはは内蔵されている。
使われている液晶モジュールは三菱電機のAA13WA60-ADEDである。
Indy専用バッグ。
2013-12-08に戴いたもの。
Indyのほか、Presetner 1280がぴったり入るポケットがついている。
外側はかなり固い素材でできていて、液晶を入れても不安がない。
SGIとIndyのロゴは印刷ではなく刺繍されている。非常に良いものだ。
Indy R5000からグラフィックハードウェアを取り除いて、Wide SCSI のイニシエータとNIC を追加し、便利なhttpd を導入したもの。
PS/2 ポートや音声入出力もなくなっている。
ケースの色はIndy より一段落ち着いた色だ。
2003年に中古屋で2万円で購入。
チップ抵抗を移動してオーバークロックし、200 MHzになっている。現在はDebian/mipsで動いている。
ホンモノの200 MHz版のO2はL2が1 MBytesなので、512 KBytesの180 MHz版をオーバークロックしても同じ性能にはならない。
HDDが故障して捨てられていた。
現在はIRIX 6.5.30で利用している。
FireWire (IEEE1394)のPCIカードが使えるとの噂を聞き、このO2に刺した。
ビデオ入出力ボードは030-0728-004という基板が入っていて、載っているチップはPHILIPS SAA7111WP, SAA7185BWP, Analog Devices AD1843JSだった。
ビデオ・オーディオ関係の入出力ポートは正面左側という、変わった場所にある。
派生品にオーディオのみのボードもある。
180MHz版と200MHz版ではL2$の容量がそれぞれ512KB, 1MBと異なる。
このマシンは200MHz, 1MBのものだ。
CD-ROMドライブからは異音がしたが、開けてみるとギアが外れて転がっていた。
そのせいでドアが開かず、前の利用者?が無理にドアを開けようとしたことでドアが失くされているのが残念。
ギアを元の場所に差し直せば音はなくなり、トレーも開閉するようになった。
持ち運び易さを生かして、現在はIRIXのネットワークインストールサーバーとして利用している。
構成情報
ビデオ入出力ができない、オーディオのみのボード030-1145-001を搭載している。
基板は030-0728-004と同じで、PHILIPSのチップが実装されていない感じになっている。
新ロゴが書いてあるバージョン。
R10000系のチップが載っているO2はHDDが1台しか内蔵できない。
O2Camという専用デジタルカメラがある。
構成情報
O2はソフトウェアから電源を切れるので、終了音はオプションを間違えたときなど、たまにしか聞かない。
起動音:
終了音:
2010年にゴミ捨て場でOctane2, Octaneとともに拾った。 ちゃんと動くので、IRIX 6.5で使用。 メモリは640 MB (hinv)
2010年にゴミ捨て場でO2, Octane2とともに拾った。IRIX 6.5で動いている。
COMTECと印刷されているので、OEMされたものなのかもしれない。
ライトバーはランプが切れていたので、電灯色のLEDに交換した。
現在はメモリ512 MB, グラフィックスはMXI (ちょっと古い構成情報)
IMPACT系であるMXIは、テクスチャのためのハードウェア (TRAM)が脱着可能で、これはDRAMとテクスチャマッピングのための論理回路がシングルチップになったハードウェアだ [4]。
Intergraph GLZ1Tのテクスチャボードも似たような思想である。
上記の特許内容や、実際の部品構成を見ると、テクスチャハードウェアがRambus RDRAMを用いているという主張は誤りである。
このボードは発熱が非常に大きく、一つは故障していたため交換が必要だった。
ちなみにRDRAMはメインの基板のヒートシンクの下に実装されていて、フレームバッファとして使われているっぽい。
チップの足の生え方が独特。
2016年に拾ったもの。
デュアル250 MHz, 1 MB L2のR10000。
グラフィックにESI (SE)が2枚刺しされていて、さらにPCIケージと、その中にPS/2キーボード/マウスインターフェースとEthernet NICが一枚になったCADduoと呼ばれるボードが設置されている。
このボードがあると、一台のOctaneにCRT、キーボード、マウスを2セット接続し、二人で同時に使うことができるという仕組みだ。
2009年に秋葉原の中古屋で3000円だった。徒歩で秋葉原に行っていたので、持ち帰る途中で挫折して、 先輩に応援をお願いしてしまった(そしたら自転車で台車を持ってきてくれた)。 良い買い物だった。
メモリが3 GBもある。 (hinv)
なお、Octane2の起動スクリーンはOctaneと同じで、ロゴがOctane2になっているということはなかった。 このマシンもライトバーはランプが切れていたので、電灯色のLEDに交換した。
2010年にゴミ捨て場でOctane, O2/R12Kとともに拾った。IRIX 6.5.30で動いている。グラフィックスは元々V6が載っていたが、ジオメトリスループットが倍でテクスチャメモリが大きいV12に交換した。
フロントパネルを支持する棒が折れてしまっていて、ドアを開けるとドアが下の方にずれてしまっていたが、これはニコイチで正常なものと交換した。
このマシンもライトバーはランプが切れていたので、電灯色のLEDに交換した(3回め)。
DMedia DM2 LVDSインターフェース (030-1653-002)を設置してXT-DIGVIDソフトウェアを導入したので、DMediaPro Video Break-out Box (VBOB; 013-2746-007)が使えるようになっている。
LVDSボードはグラフィックが旧世代であるV6/V8では使えず、V10/V12を要求するとマニュアルに書いてある。
DMediaPro VBOBはSDI系のインターフェースに加えDVIのIN/OUTがある恐ろしげな箱だ。
現在のOctane2の構成情報
起動音と終了音でずいぶん雰囲気が違う。
起動音:
終了音:
Rackmount Onyx2が分解されて処分されていたので、1ブロック+関連部品を救ってきた。 そういうわけなので、裸だ。 グラフィックを使うためにはもう一つ拾ってくる必要があるが、保管場所の関係で断念した。 が、IR2Eボードセットは2セット拾っておいたため、今後Onyx2 Desksideの箱を拾ったら即座に使い始めることができる。 8×R10000@250MHz, 2GB RAM. 予備のメモリもある。
試してみた結果、HDDのマウンタはOctaneと共通のようだ。
4-Port SCSI, 4-port ATM, XTALK PCI越しのGbE, DIVOボードのようなものが3つ刺さっている
IRIX 6.5.30ではATM, DIVO, GbEは使えていない。
GbEは使えそうな気がするのだが、Firmwareがありませんというエラーを言われてしまう。
hinv
バラされる前のOnyx 2 Reality Monster
のフロントパネル部。
このまま拾ってきたかったが、重すぎて持ち上がらなかった。
2010年にゴミ捨て場で拾った。PC/AT互換ではない、Pentium II 400 MHz (SL2S7) Dualのマシン。
SGIの旧ロゴが描いてある古めのモデル。
メモリは256 MB。
キーボード・マウスがUSB接続で、これら2つを接続すると空きUSBポートが無くなるのが特徴。
なお、ハブ経由だとキーボードを認識してくれない。
BIOSではなく、特殊なファームウェアが載っており、そのためサポートしているOSがWindows NT4の専用版とWindows 2000しかない。
専用版は入手困難なため、実質Windows 2000専用機だ。
ファームウェアは高機能で、マウスを使って各種設定ができる。
とは言ってもファームウェアなので、Starting Windows...
の青い画面を過ぎてしまえば普通のWindows 2000である。
VWS 320でLinuxを使う方法があるようなのだが、現在起動に成功していない。
使っていないPentium III SL4KL (1000MHz/FSB100/1.7V/Slot1)が沢山あったので、プロセッサを交換した。 VWS320のマザーは030-1314-117 Rev Bと書いてあった。 PROMは最新の1.1005に更新した。 ファームウェアのHardware Inventoryからは600 MHzと認識されるものの、Windows 2000の「システム情報」やCPU-Zからは問題なく1,000 MHzとして認識され、交換は成功した。
4つのSlot-2を搭載した巨大なデスクトップ。
320を縦に伸ばしたようなデザインになっている。
2013-12-08に戴いた。
320と異なり、内蔵ディスクはオンボードのISP1080のSCSIで接続されている。
ただし、このコントローラのSCSIバスは本体外部には引き出されていない。
メモリスロットは24スロットだ。
搭載されていたCPUは4×Pentium III Xeon SL3FK (550/100/512)であった。
4ソケットなのでWindows 2000 Serverが必須だ。
ファームウェアがアレなのでMSDNのCDからはインストールには工夫が必要 (インストール方法についてのメモ)。
L2=512KBなのでKatmaiと同性能かと思いきや、PIII XeonはL2のレイテンシが短いのでほんの少し性能が高い。
メモリは当初768 MB (512+128+128)搭載されていたが、Windows 2000 Serverをインストールして最初の再起動のときに512 MBのバンクからエラーが出るようになってしまった。
512MBのキットは6枚の120-pinのボードで構成されていて、構成はSamsung KM416S4031CT-GIが亀の子実装2階建てになっている。
起動画面はVWS 320と同じく豪華なもので、各種項目がプロポーショナルフォントで表示される。
デジタル・オーディオボードDA1100というのも同時に戴いていた。
実体はBoard P/N: 030-1441-001 REV AのRADICALボードだった。
IRIX6.5のaudio(1)
のマニュアルによるとRADICALはIRIXでもサポートされているようだが、一部マニュアルに怖い記述(新しめのカードでないとOnyx350/Tezroは壊れるらしい[techpubs.sgi.com])があるため、VWS540あたりで使うのが妥当そうなのだが、SSKのリリースノート [sgi.co.jp]によるとこのカードはWindows 2000では使えないらしい。
なんてことだ。
VWS540のPCIスロット脇の6ピンの端子は、このボードのP3と結線することでビデオと音声を同期させるために使うものだった。
このボードでサポートされる入出力フォーマットはOctaneと同じくAdatとAESで、ちょっと調べた感じだとAESはSPDIFと互換?かもしれない(まだ試していない)。
SDI入出力ボード(SGI SD1100 option)も本体と同時に(別箱で)戴いていた。
これは本体の専用スロットに刺すことができる。
基板は030-1337-003, 030-1336-003の二枚組。
このボードのソフトウェア関係については現在調査中で、とりあえず刺して電源を入れても火を吹かないことのみ確認した。
型番的には320の後継だが、内容は普通のPCのようだ。 2013-12-08に戴いた。 AGP Proスロットと32-bit PCIが5本、デュアルチャンネルのSCSI, IntelのFast Ethernetがオンボードで搭載されている。 メモリスロットは3本。 搭載されていたCPUはPentium III SL4MF (1000/256/133/1.7V)が2つ。
コンデンサが盛大に吹いているので、コンデンサを張り替えた。
よく見たらMOSFETが割れていたので、割れているMOSFETだけジャンク基板から移植し、電源ONしたところまたMOSFETが焼損した。
MOSFET総取り替えしないとならないか(ちゃんとチェックしてから電源入れろ)...
2ブリック持っていて、2つをNUMAlinkで繋ぐと8×R14Kのマシンになる。メモリは合計8GB。
1つのブリックの、電源の冗長ファンが回らなくなっていた。MINEBEAの3110KL-04W-B79 (12VDC, 0.38A) だ。持ち合わせに同型番が無かったため、同じような規格の山洋電気 9A0812H4041に替えたところ、今のところ問題なく動いている。
基本的にはAltix 300シリーズの部品+FireGL X3-256のようだ。 よってCPUはItanium 2. グラフィックボードとしては元々FireGL X2が載っていたようだが、アップグレードされていて、X2はPrismのそばに捨てられていた(念のため回収してある)。 FireGL X2はAGP Proだが、X3は普通のAGPだ。 AGP ProはAGPに追加の電源ピンがついただけの代物で、X3はProで無い代わりにペリフェラル4ピンの電源供給コネクタがついている。
FireGL X2はATIのコードネームでいうR350
に相当し、X3はR420
である。
それぞれRadeon 9800 Pro, Radeon X800 Proにチップ構成としては近い。
SGIのシステムにATIのグラフィックチップが使われるのは暴挙、というかどうしちゃったの?という感じを受けるかもしれないが、心配無用、R300シリーズとそれを拡張したR420シリーズはATIに買収されたArtXによる開発であり、ArtXはDave Ortonの会社なのだ。
Dave OrtonはSGIでInfiniteReality開発関係者だったとのことなので [3]、結局シリーズを越えて同じ人(たち)が設計したグラフィックサブシステムということである。
ちなみにOnyx4 UltimateVisionもRadeon系で、Radeonのドライバを動かすためにIRIXの上でXFree86を動かしていたりする。
L1コントローラの使い勝手はOrigin 300と同じで、38400 bps, 8 bitでつなぎ、L1からコンソールへはCTRL+D, 戻るにはCTRL+Tでよい。
1×Base Compute Module, 3×XG2N Graphics Module, 2×Router Moduleを持っている。 一つのシステムイメージでAGPが6本もついているのはかなり特殊な構成と言えるのではないだろうか。 HP rx5670よりかなり静かなので、家庭で使うのにも問題が少ないと思われる。
構成情報はL1コントローラから* serial all
とやると出てくる。
CPUはSL7ED (1500/200/4M)。
ルーターの箱は中身がほとんどなにもなくて、開けたらがっかりした。
ソフトウェア環境はSGI ProPack 3というRedHat7風味の環境で、グラフィックドライバはATIのfglrxが使われていた。
XFree86で動作しているが、setmon
というIRIXと似た名前のコマンドが残っていたり、/etc/X11/Xvc/SG2/
の中のTimingTableを編集しないと実際に出力される信号の解像度が変更できなかったりと、当然のことながらグラフィック周りは特殊な構成に対応できるような機能が追加されている。
ちなみにSG2というのはPrismのグラフィックサブシステムの名前らしい (setmonのmanページによる)。
Linuxのdmesgやlspciなど
glxinfo
The computer graphics wars heat up,in Computer , vol.35, no.10, pp.97–99, Oct 2002. DOI: 10.1109/MC.2002.1039523
Apparatus and method for integrating texture memory and interpolation logic in a computer system. US5548709 A. 7 Mar 1994. [Google Patents]