富士通の80年代および90年代初頭のパソコン製品については[1]が詳しい。
キーボードとセットで捨てられていた(2013-06-13)。
1987年発表 [2].
蓋を開けると、MBL68B09EとYM2203Cは確認できた。
富士通の大規模なASICをいくつも利用している、割とモダンな雰囲気のある基板だった。
15kHzのRGBモニタを接続し、日本テレネットのLuxsorで動作確認できた。
確かに画面はとてもきれいだ。
F-BASIC V3.3L30が標準添付のシステムディスクとのことなので、今はこのディスクを探している。
専用のキーボードはADBと同じコネクタで、Mini-DIN 4-pinのケーブルを使う。
ケーブルはキーボード側・本体側共に脱着可能。
カーソルキーが右上にある配列で、この位置にカーソルキーがある他の機種は、例えばNEC PC-8001や文豪mini 5Eなどがある。
また、スペースキーが分かれているのはどういう意味があるのか謎。
カモン 21P-18を半分に切り、片方にDサブのHD15コネクタをつけ、そこにHD15→5×BNCケーブルを接続し、BNCでRGBモニタに入力している。
sun4cのマシンで、SPARCstation IPXのバッジを富士通のものに置き換えたもの。別名Sun4/50. 小さくてかわいい。 NVRAMの電池が死んでいたため、取得してすぐNVRAMを削り、CR2032ソケットを載せた。
SPARCstation IPX用のCPUは、40 MHzのWeitek 8601あるいは富士通のMB86903という話だが、このマシンは富士通が販売しているのにCPUはWeitek 8601だ。
2013年2月、起動しなくなり、ファンも回っていなかったため、電源(Sony APS-02; Part number 300-1055-07)を検査したところ、2次側の最終段のところの10V 3300μFのELNA製コンデンサ3本が液漏れしていた。
Sony電源の中の2次側のELNAコンデンサが故障していた例はMac IIsiでもあったので、この時期の製造工程に問題があった可能性がある。
この部品を交換したところ元通り動作するようになった。
なお、その後Sun純正品も手に入った。
SPARCノート。110 MHz。 バッテリがないが、2.5" SCSIディスクが2本刺さっている通向けの構成。 構造的に、SCSIを1台にすればバッテリも内蔵できるようになっていて、バッテリのインジゲータのLEDも実装されている。 メモリは専用のDIMMを使うように見える。 背面にはファンと10BASE-T, RS-232C, 50-pin SCSI, DサブのHD15コネクタがある。 このファンはかなりうるさい。 左側面には1スロットのPCMCIAスロットのようなものがあるが、用途は不明。 PCMCIAだとすればType-3カードが入るような大きさになっている。
本来Solaris 2.5がプリインストールされているようで、背面にもそのような記述があるのだが、実際に導入されていたのはSunOS 4.1.4-JLE1.1.4だった。
MicroSPARC IIなので、マシンアーキテクチャはsun4mだ。
小型のOASYSで、FMR-CARDと大きさ・重さのイメージが被る (FMR-CARDは秋葉原で見たり触ったりしたことしかないが)。
1993/05発売で、価格は¥178,000 [fmworld.net]。
裏側に書いてある型番はOA30AD401S
。
キーボードは親指シフトだ(オアシスなので・・・)。
RS-232C (DB25F)とプリンタのコネクタ、PCMCIAスロット的なものがついている。
バッテリパックの中には単三乾電池6本が並んでいた。
基板は富士通のASIC×2と、CPUとしてVM Technology VM863C110L、FDCはNEC μPD72069GFを使っていた。
VM863C110Lは聞きなれないチップだが、情報 [utwente.nl]によるとブイ・エム・テクノロジーはつくば市にあった会社らしい。
1986年12月創業のx86互換プロセッサを作っていた会社で、その後アスキーに業務が引き継がれたとのこと [topscom.co.jp]。
型番や使われている状況から判断すると、286リアルモード専用のコアなのかな、という感じがするが、データシートは見つかっていない。
このワープロのメインメモリは4×Sony CXK591100TM-12LBで512 KBytesのSRAMだ。
多分VRAMは2×Sony CXK58257ATM-12LBで64 KBytes SRAM。
486SX-25のDOS/Vノートパソコン。
メモリが4MBしかない。
この機種を含めたFMVシリーズの開発の経緯は(十分推測できることだが) [9]に書かれている。
情処のサイトによると、この機種がFMVシリーズのなかで一番最初に発表されたうちの1つであるとのこと。
DOS/Vなのでフォントは自由にいじれるのだが、初期設定では富士通オリジナルのFMTOWNSやFMRと同じフォントが設定されていて、MS-DOSをテキストモードで使う分にはTOWNSやFMRと表示に差を感じない。
テキストの表示速度はFMR-250L4より早い気がする。
なお、電源アダプタはS-4/Leia2と共通のものが使えた。
HDDはQuantum DAYTONA170Aで、少なくともソフトからは、IDEで繋がっているように見える。
Sysspeedの結果
電源が入らなくなったので開けたところ、電源モジュール基板上に日ケミLXFとSXGシリーズの電解コンデンサが使われており、これらの電解コンデンサの足が不自然に錆びていた。
電源モジュールのハンダ付けを外したくないので、スルーホールの電解コンデンサの首を切り、足から接ぎ木する予定。
なお、CPUはSX779, チップセットは82C463, PCMCIAははシーラスロジックのCL-PD6720-0C-B, VGAはCL-GD6225-65QC-Aであることが分かった。
このコンピュータは取り外し可能なバッテリに加え、キーボード下にNi-Cd電池が入っていて、これが腐食しはじめていたので注意が必要。
SunのSPARCStation 10そのままで、SuperSPARCの40 MHzが動いている (L2なし)。
メモリは64 MB×8枚で512 MB載っているため、Solaris 8 でもひどく遅いわけでもない
(感じとしてはPentium-133MHz、メモリ32MBでSolaris8のCDEを動かしてるのに近い)。
AP1000のホストだったようで、SBusを2スロット占有する変なカードがささっている (prtconfより):
FUJITSU,AP1000 (driver not attached)
オーディオ入出力はスピーカーボックス (Sun P/N: 540-2220-04)を使う。
大体NeXTのサウンドボックスに近いデザイン。
中にサウンドボードのロジックも入っている (詳細)。
SPARCstation 5のOEM品。 SPARCstation 5には、microSPARC II版(85/110 MHz)とTurboSPARC版(170 MHz)があって、これはそのうちTurboSPARCの方。 microSPARC IIとTurboSPARC(FMI,MB86907)ではマザーボードが異なり、TurboSPARC版には512 KBの外部キャッシュが搭載されている。
i486SX@20MHz搭載で1992年発売の機種 [3]. メモリは10 MB搭載している。 FM TOWNSの仕様については[4]が詳しい。 FM TOWNS IIシリーズは1991年に発表されたFM TOWNSの後継シリーズで、本質的な変更点はメモリカードがJEIDA V3.0→V4.0に変わった点だけのように見える [5].
この機械は昔通っていた中学校で捨てられそうになっているのを救って、CD-ROMの開閉不良を修理した。 マウスがないとTOWNS-OSはまともに使えないようだ。 anikun氏のコンバータを作り、 とりあえずTOWNS-OSは使えるようになったが、DATA WESTのゲーム(3種類) でマウスポインタが飛ぶ。うーん。
HDDに富士通製MS-DOS V6.2L10が入っているはずなのだが、FMTOWNSロゴが表示されて HDDを読みに行ったと思った直後に画面が黒くなり、ビープ音がして起動しなかった。 対策として、内蔵バックアップ電池を交換すると無事に起動するようになった。 3Vのものが必要で、電池はCR2032を不要なATXマザーボードからソケットと共に移植した。
650 MB/700 MBに関わらず、CD-Rが内蔵ドライブでは読めない。
i486DX2-66MHz搭載で1993年発売 [3].
II HRと同じく救ってきた。
こちらはII HRと異なり、650 MB CD-Rなら読める。
II HRと共通で見逃しがちなのは、本体左側に拡張FDD用のコネクタがひっそりと存在すること。
ここに刺さる機械を見たことはないが・・・。
親指シフトキーボードで使っている。
FMTOWNS用のジョイパッドを出張先のハードオフで偶然見つけたので購入した。
このパッドは斜めに入れるのが極端に難しく、シューティングゲームの難易度が上がり、面白い。
FMR-50系の互換機として松下が開発・製造したPanacom M353HD を富士通がOEMしたラップトップ。
プラズマディスプレイ搭載。
Panacom M353HDと同じ内容で、CPUは80286 8 MHz、マザーボードに搭載のメモリは1 MBytesで、3.5型のSCSI HDDを内蔵している。
Panacom M353HD はケースがグレーなのに対し、富士通版は他のFMR シリーズに合わせて白い。
拡張ポートに2 MBytesのメモリFM50LEM2M D12L-0001-0288を刺すことでETマスターというBTRON1実装を起動することができた。
他にDSLINK とラベルが貼られたEthernetボードD19L-0001-0080が刺さっている。
これはコントローラとしてAM7990搭載で、この世代ではたまにある、外部から電源供給可能なタイプの拡張ボード。
今のところ、手元ではこのEthernetボードはソフトウェアから活用できていない。
FM Rシリーズは, 1987年1月に発売されたi80286-8MHz搭載のFM R-50(中解像度:640×400)/60(高解像度:1120×750)から始まったパソコンのシリーズだ [6]。 70シリーズは9月に遅れて発売されている。 本機種が属する中解像度のFMR-50シリーズは、CP/M-86標準採用でMS-DOS対応が遅れたFM-16βとの互換性をもつとのこと [1] [8]。 FMRのメモリマップは工夫されていて、MS-DOSで768 KBが使えるようになっている [7]。
Am5x86-P75, 4MB RAM。
電源を入れると最下行に全角でメモリカウントを表示するのがTOWNSに似ている。
ただ、カウント中に画面中心にTOWNSのロゴは表示されないのと、カウントの単位がKBな点がTOWNSと異なる
(TOWNSはMB表示)。
また、字体もTOWNSと同じに見える。
MS-DOSが起動すると、TOWNSにMS-DOSを導入した時と同じ操作感になる。
フロッピードライブがA, B固定で、HDDがCからドライブ文字が振られる。
キーボードの端子はTOWNSと同形に見える。
メイン基板上はゲートアレイ的なものがいくつか載っているだけで、Windows用のグラフィックアクセラレータは載っていないようだ。
CPUカードを刺すスロットの横にCPUカードスロットと同形状のスロットがあり、配線を見た感じ、物理的な形状は異なるもののここがVLバスのようなグラフィック用のローカルバスになっているようだ。
拡張スロットにはRS-232Cボードが載っている。
このスロット(FMRバス
)はTOWNSと形状が異なり、NuBusと同種のソケットが使われている。
Intel Atomプロセッサの性能を測りたかったのと、DDR3コントローラおよびグラフィックスが内蔵された CPUが欲しかったので、秋葉原のじゃんぱらで購入。
DDR3が底値になったときに2GBのモジュールを980円で買った。
この機械は8チップのモジュールしか受け付けないので注意が必要。
CPUはx86_64に対応しているが、Last-level cacheが512 KBと小さいのが災いしてか、SPEC CPU2006ではx86コードの方が早かった。
なのでFedoraのi686版で使っている。
なお、USBのデバイス側になれるようなNetChipの石が搭載されているが、今のところLinuxでは動作させられていない。
トラックパッドの横にスクロールできるくぼみのようなものがあるが、これもLinuxでは動いていない。
スリープはLinuxでも画面開閉と連動して問題なく動作する。
dmesgなど