事件簿 (2023)

2024年に行く

12月

2023-12-30

古本屋でフロッピーデイスクのコピープロテクトに関する書籍 [1]を発見。 現在の著作権法だと、技術的保護手段の回避は私的利用の範囲内でも著作権侵害となり、ソースリストを含むこの書籍は技術的保護手段の回避を行うことを専らその機能とするプログラムの複製物になりそうで、古本であっても売るのが全く問題ないのか疑問だったので、ひとまず譲渡を成立させるために買ってみた。 現代の禁書を手に入れてしまったのかもしれない。

  1. 北山忍, 金谷満: プロテクトの外し方入門. 日本文芸社. 1990-02-20. ISBN 4-537-01423-7 C0055.

2023-12-29

DOS/V power reportの最終号を購入。 改造バカさんの最終記事がこれまでの私が好きだったテーマの流れをそのまま延長した内容で良かった。

8ポートのGigabit EthernetのL2ハブ I-O Data, ETG-ESH08DBKの中古を¥3,000 で注文した。 年末だから届くのは先になりそう。 電源内蔵型としては同等の新品を買うより幾分安い。 スイッチングハブのチップの改良が進んだのか、今出回っているもので一番消費電力が少ないものだと8ポートギガビット対応で3.7 W前後のようだ。 今回買ったのもこのくらいの消費電力のレンジのもの。 Energy Efficient Ethernet対応なので、実際の稼働時の平均消費電力はここからさらに下がりそう。

2023-12-16

ハードオフでスピーカー JBL Pebbles が¥3,300 で売っていたので買ってみた。 USBバスパワーで、DAC内蔵、AUX入力付きということで便利そうに思えたのだが、実際USB 接続するとボリューム0–100のうち4くらいで最大音量と思えるくらい大きな音になる。 この挙動はLinux 6.6.6 とWindows 11 で一致している一方、なぜかChrome OS 119 ではボリューム調整は本来あるべき感じで実施できた。 他のサイトを見ても同じ問題で困っている人はいそうで、これではボリューム調整が2段階くらいしかなくて不便だ。 見た感じ、

/proc/asound/Pebbles> cat usbmixer
USB Mixer: usb_id=0x05fc0231, ctrlif=1, ctlerr=0
Card: Harman International Industries JBL Pebbles at usb-0000:01:00.0-4, full speed
  Unit: 2
    Control: name="PCM Playback Volume", index=0
    Info: id=2, control=2, cmask=0x3, channels=2, type="S16"
    Volume: min=0, max=999, dBmin=0, dBmax=390
(以下略)

のあたりでデバイスがレポートしている値が怪しい感じがしている。 まあそこはアナログ入力を使って何とかするとして、音質はもう少し鳴らしてからでないと評価できなそう。 初日の感想としては、Fostex BK40H より音が良い感じはしていないが、BK40Hは同じ価格帯とはいえバックロードホーン型でちょっと特殊なので、慣れの問題も含めてもう少し鳴らし込んでからどこでどのスピーカーを使うか決めたい。

11月

2023-11-21

Arduino Uno R3とEthernet Shield W5100を中心に、便利なセンサーやリレーなどがセットになったキット Osoyoo, the Internet of things kit DKRK100900をいただいた。

Ethernet Shield W5100 では、TCPスタック全体がAVRからはSPIで繋がった先の専用プロセッサで動くようになっている。 AVRを含め組み込み向けでTCP/IPを使う際はこの手の補助チップがしばしば使われるようで、特に完成済みの組み込み機器にネットワーク機能をつけたくなった場合に便利そう。 実際に使われているチップはWIZnet, W5100というらしい。 Excelanと同じ方式と表現するとなぜか高級感を感じてしまう。

2023-11-05

サンワサプライのモノラルアクティブスピーカー MM-SPTVBK の不法投棄を回収。 作りとしては75mmフルレンジの密閉型スピーカーで、音は出る。

元からなのかは分からないものの、少しでも音量が大きいと音が割れる感じになるし、低音はかなり減衰している。 中を見たところ、吸音材が一切使われていなかった。 ユニットを交換して、吸音材をうまい感じに配置して、アンプに手を入れればマシになるかもと思ったが、それだとエンクロージャ以外全取り換えになってしまうというのが悩みどころだ。

ほか、BANDAI SPIRITS/一番くじ 62468 A賞 ロイド・フォージャーというフィギュアが未開封で草むらに不法投棄されていたのを回収した。 くじなので希望の商品でない人が捨てるケースがあるのだろうか。 フィギュアを家に入れるのは初めて。

ヨドバシでUSB Type-C→micro Bのケーブル BUFFALO BSUMBC210WHを購入。 5V/3A対応で、実際余っているいACアダプタ LG MCS-N04JRとの組み合わせでRaspberry Pi Model 3Bの電圧低下の警告が出ない状態で利用可能だった。

10月

2023-10-29

Sun Ultra5のNVRAM M48T59の電池が切れてしまったので、CR1220を外付けする改造をした。 これでまた20年くらいは動いてくれるはず。

2023-10-23

2023-06-04に拾得して警察署に届けたワイヤレスイヤホン Elecom LBT-HPC14を警察署から回収してきた。 所有者が見つからなかったからといって特に連絡はないので、行ってみて残ってればもらえるという感じのようだ。

機能面で接続は問題なく、またイヤーピース部分は手持ちのSony EP-EX11Sがギリギリ使えた。 左右の再生音量に若干差があって、右の再生レベルを左より+10%くらい高くするとちょうど同じくらいになる。 元からこういうものなのか落とされた前後のダメージでこうなってるのか不明。 まあ何かの動作確認用に持っていて損はないだろう。

2023-10-18

RISC OS (Acornの方)の開発キット RISC OS DDEが、Raspberry Pi用に限って新規ユーザに無償配布しているということを今更知り、応募したところすぐもらえた。

AcornCやPerl、マニュアルが入って28 MBytes。 DDE31cというバージョンのようだ。 手元の初代Raspberry Pi (512MB版)がRISC OSなので、なにか面白いことができそう。

9月

2023-09-24

ハードオフでHDMIが4ポートついたPCI-Express x1のカードを¥330で買った。 シルクはDK-7801 V1.0となっており、調べたところサンコーから発売されていたHDMIキャプチャカード HDMVC4UC というものらしい。 当時のドライバはWayback Machineで見つかった。 レシーバのチップはNXP TDA19978A/15C183で、このチップはプロジェクタ等で使われる想定で4口の入力を持っている模様。 なので、チップの仕様として、4チャネル同時入力できるわけではなくて、入力を切り替えて使う設計で、同時に入力を受け付けるのはどれか1ポートということになる。 キャプチャカードにするなら、わざわざフルに4つの差込口を実装する必要がなかったのではないかと思えなくもない。 ホストバス側のチップはTrident SAA7160ETRで、SAA型番なのでPhilipsかと思いきやいつの間にかTridentが買っていたということに気付かされた。

接触不良などを解消して正常にカードが刺さっているときは、基板上のLED が3つとも点灯する。 Intel D975XBX2 (BIOS BX97520J.86A.2838.2008.0903.1859)で認識することは確認:

02:00.0 Multimedia controller [0480]: Philips Semiconductors SAA7160 [1131:7160] (rev 03)
        Subsystem: Philips Semiconductors SAA7160 [1131:0002]
        Control: I/O+ Mem+ BusMaster+ SpecCycle- MemWINV- VGASnoop- ParErr- Stepping- SERR- FastB2B- DisINTx-
        Status: Cap+ 66MHz- UDF- FastB2B- ParErr- DEVSEL=fast >TAbort- <TAbort- <MAbort- >SERR- <PERR- INTx-
        Latency: 0, Cache Line Size: 64 bytes
        Interrupt: pin A routed to IRQ 11
        Region 0: Memory at e4700000 (64-bit, non-prefetchable) [size=1M]
        Capabilities: [40] MSI: Enable- Count=1/32 Maskable- 64bit+
                Address: 0000000000000000  Data: 0000
        Capabilities: [50] Express (v1) Endpoint, MSI 00
                DevCap: MaxPayload 128 bytes, PhantFunc 0, Latency L0s <256ns, L1 <1us
                        ExtTag- AttnBtn- AttnInd- PwrInd- RBE- FLReset- SlotPowerLimit 75W
                DevCtl: CorrErr- NonFatalErr- FatalErr- UnsupReq-
                        RlxdOrd+ ExtTag- PhantFunc- AuxPwr- NoSnoop-
                        MaxPayload 128 bytes, MaxReadReq 128 bytes
                DevSta: CorrErr- NonFatalErr- FatalErr- UnsupReq- AuxPwr- TransPend-
                LnkCap: Port #1, Speed 2.5GT/s, Width x1, ASPM L0s L1, Exit Latency L0s <4us, L1 <64us
                        ClockPM- Surprise- LLActRep- BwNot- ASPMOptComp-
                LnkCtl: ASPM Disabled; RCB 128 bytes, Disabled- CommClk-
                        ExtSynch- ClockPM- AutWidDis- BWInt- AutBWInt-
                LnkSta: Speed 2.5GT/s, Width x1
                        TrErr- Train- SlotClk- DLActive- BWMgmt- ABWMgmt-
        Capabilities: [74] Power Management version 2
                Flags: PMEClk- DSI- D1+ D2+ AuxCurrent=0mA PME(D0+,D1+,D2+,D3hot-,D3cold-)
                Status: D0 NoSoftRst- PME-Enable- DSel=0 DScale=0 PME-
        Capabilities: [80] Vendor Specific Information: Len=50 <?>
        Capabilities: [100 v1] Vendor Specific Information: ID=0000 Rev=0 Len=088 <?>

2023-09-01

2023-08-21に発注したIntel Processor N100のChromebook が届いた。 Mfg Date: 2023-08-25とのこと。 評判通り体感で結構速くて、同じChromebook として従来使っていたMT8173Cとは全然違う使用感だ。

8月

2023-08-21

最近電力効率や性能で評判の良い、Intelの省電力コア (Eコア)だけを搭載したAlder Lake-Nの人気チップ N100を搭載したノートパソコンを発注した。 Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 (82XH001KJP)というらしい。

今使っているChromebookが、4年前に買ったMediaTek MT8173C (Cortex-A72×2+Cortex-A52×2)搭載のLenovo 300e Chromebook (初代)で、最近のウェブサイトだとしばしば動作の引っかかりを感じていたので、どれくらい良くなるか楽しみ。

7月

2023-07-17

512 GBytesのmicroSDXCカードが、特価で税込¥3,647だったので購入した。 Silicon Power SP512GBSTXDU3V20ABという型番で、そこそこ有名なブランドでもあり、実際問題なく使うことができた。 保証期間は5年。 フラッシュメモリがここのところ安くなり続けているが、どこまで続くのだろう。

2023-07-14

いつのまにか、AWS Certificate ManagerでECDSAのTLS証明書の発行に対応していたので、ウェブサイトの証明書を従来RSA 2048を使っていたところECDSA P 256に変更した。 接続確立までの時間が若干短縮されることを期待。 すでにTLS 1.2を必須にしていて、古いクライアントでは接続できなくなっているはずなので、この変更で互換性周りで問題は起きないはず。 と思ってますが何か気になる点があったら連絡ください。

6月

2023-06-04

ワイヤレスイヤホンElecom LBT-HPC14が落とされていたのでしかるべき感じに届け出た。 3ヶ月後に持ち主が出てこなければ私のものになるらしい。楽しみ。 エレコムというといまだに「金輪際リナックスを…」のことを思い出してしまう。

5月

2023-05-05

2023-04-24に発注したMCA用のIDEコントローラMcIDEが届いた。 PS/2 55 SXに入れるなら古めのOS/2が似合いそうなところだが、古いOS/2が通常のアドレスとはいえIDEに対応してるかあまり自信がない。

追記:OS/2 2.1とPC DOS 2000の両方で起動ドライブとして利用可能なことを確認

4月

2023-04-24

IBMのMicrochannel用のIDEカードZzxio McIDEというものが最近頒布されていることを知った。 PS/2 55 SXのHDDが予備を含めて全滅していたので、このカードを発注した。 送料込みで$100にぎりぎり行かないくらいの出費となった。

2023-04-22

Xiaomi Redmi 9CをAndroid 11にアップデートした。 もともとAndroid 10ベースのMIUI 12が載った機種であったところ、Android 11ベースのMIUI 12.5が公開されていた。 ところが、インプレースのアップグレード処理に問題が見つかったとかで、OTAで自動でアップグレードはしてくれない状態になっていた。

Xiaomiの作法として、最新の公式ファームウェアはc.mi.comに公開してくれていて、その中でも今回のようなケースで強制的にアップデートする際に必要になるFastboot UpdateイメージはFlashing Guideの中に一覧のリンクがあるということになっていた。 Fastbootで更新するにはブートローダを一時的にunlockする必要があり、これは新規に作った、地域設定をアメリカ合衆国にしたXiaomiアカウントを利用して専用ツールから申請、その後168時間 (1週間)待つという手順が必要だった。 デバイスが盗まれた場合などのことを考えた制限だろう。

あとはMi Flashでangelica_global_images_V12.0.23.0.QCRMIXM_20230323.0000.00_10.0_global_e388f9344e.tgzを展開したフォルダを選ぶことでROM焼きができた。 この状態で再びブートローダーはロックされ、指紋センサーなどが利用可能な状態に戻る。

焼けてしまえば特に不具合はなく、Android 11 (API 30)の環境となったのであった。

3月

2023-03-30

画面破損状態でもらっていたRakuten Handの替えの画面が届いた。 両面テープが添付されていたので、これでくっつけておけばよいのか?

2月

2023-02-25

完全ワイヤレスイヤホン Philips TAT4556GR/97を購入。 税込¥4,440で購入し、有名ブランドのアクティブノイズキャンセリング付きの商品としては安価。 製造販売はPhilipsのフラットパネルディスプレイ部門の売却先であるMMD Hong Kong Holding Limitedのようだ。

Bluetoothヘッドホンはホストからデバイスに音声を送るコーデックがあって、この製品ではAACとSBCに対応していた。 以前はAACはApple製品のみ対応していたのだが、最近はAndroidでもAACが使えるようになっている模様。

初期不良を引いてしまい、右側だけ充電ランプ含め一切反応がなかったが、ヨドバシは一瞬で交換対応してくれた。 トートロジー的だが、動くものは、完璧に動く。

2023-02-18

図書館のリサイクルコーナーで村井純さん著の児童書を発見して回収。 内容は普遍的で今も特に古くなっている内容はなく、解説の技術的な正確さはトップなのに、リサイクル図書になっていて残念。 でもおかげで手に入れることはできた。 RFIDがついている。

  1. 村井純, 山村浩二: 社会がみえる!waku waku book インターネットの不思議、探検隊!. 株式会社太郎次郎社エディタス. 初版初刷. 2003-10-04. ISBN 4-8118-0751-0 C8055.

1月

2023-01-14

ここのところのキースイッチ豊作を受けて、自作キーボード専門店「遊舎工房」で入手したErgoDashという分割キーボードを組み立てた。 赤軸スイッチを使った。 QMKファームウェアを書き込んで、一応動いてそう。 キーキャップはAliexpressで注文していて、まだまだ届かないので実際に使うのはもう少し先。

2023-01-13

キーボードの話をしていたらCherry MX茶軸スイッチ76個をいただいてしまった。ありがとうございました。

Cherry のキースイッチがずいぶんたくさんあるので、キーボードを2個か3個作って活用する必要が出てきた。

2023-01-06

USB/Bluetooth接続キーボード, Filco Majestouch Convertible 2 赤軸フル日本語配列 (Model No. FILCKBT2-33, Part No. FKBC108MRL/JB2)の故障品をいただいた。 たしかにUSBケーブルで接続しても反応がない。 直ればそのまま使ってもよし、直らなくても赤軸スイッチ108個として使っても良しで大変お得。

追記。USBのenumerateは問題なく実行できるし、HIDとして認識もしているが、キー押下で何もイベントが飛んでこない。 季節的に、ESDでコントローラのスイッチ側が故障してしまったとかだろうか。 赤軸スイッチは全てうまいこと取り外すことができた。 Cherry製の高級品なのでなにかキーボードを作ろう。

usb 1-4: new full-speed USB device number 5 using xhci_hcd
usb 1-4: New USB device found, idVendor=04b4, idProduct=120d, bcdDevice= 0.00
usb 1-4: New USB device strings: Mfr=0, Product=1, SerialNumber=0
usb 1-4: Product: Majestouch Convertible 2
input: Majestouch Convertible 2 as /devices/pci0000:00/0000:00:01.3/0000:01:00.0/usb1/1-4/1-4:1.0/0003:04B4:120D.000A/input/input25
hid-generic 0003:04B4:120D.000A: input,hidraw5: USB HID v1.11 Keyboard [Majestouch Convertible 2] on usb-0000:01:00.0-4/input0
input: Majestouch Convertible 2 Consumer Control as /devices/pci0000:00/0000:00:01.3/0000:01:00.0/usb1/1-4/1-4:1.1/0003:04B4:120D.000B/input/input26

2023-01-02

Cloudflareのキャンペーンで、FIDOのセキュリティキーYubikeyが値引き販売されていたのが届いた。 Yubikey 5 NFCが2本で送料込$25. すでにGoogle Titan というセキュリティキーの2本組を使っているので、どういった活用をしていくか今から考える。

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