Amiga 4000TはDIN5コネクタの外付けキーボードを使う。 私がいただいたのはAmiga /// Technologies KPR-E94YC, Amiga part no. 365374-01と書いてあるもので、コネクタはつけ直されたようにも見える。 いずれにしても、このキーボードの縦一列のキーのみ反応しなくなっていたので、キーのスキャンの線がどこかで切れていると推測できた。 このページでは、実際に問題なく動くようにする方法の一例を紹介する。
キーボードを分解してみると、スキャン用の配線は緑色のフイルムに印刷されているタイプのもので、ミツミ製のものであった。
同じメーカーの似た仕組みのキーボードは、MSX2のHB-F1XDの内蔵キーボードでも使われていて、こちらも一部のキーが反応しなくなっていて修理が必要だった。
実際にテスタで測ってみると、効かないキーの部分はコントローラ側のピンのどこにも繋がっていないことが確認できた。 パタンを追うと、テンキー側にも接続されているべきキーがあるが、効かないキーはテンキー側とも導通していない一方、テンキー側はコントローラ側には導通していた。
このフイルムは熱に弱く、ハンダ付けできない。
そこで、千石電商で売っていたBare ConductiveのElectric Paintという導電性のインクを使い、テンキー側と接続することにした:
このインクは乾燥すると導電性になる。
乾燥してから測ったところ、私の好みより少し抵抗値が高かったため、このような導電性テープで大まかに道を作り、端点で導電性インクを使い接続する方法に改めた:
(テープ使った後の写真は撮り損ねた)