その他マシン(IBM PC互換)

Proside JD4DX2-66PAS

Proside CorporationのホワイトボックスPC。 マザーボードはSiS 85C496/85C497搭載のASUSTeK PVI-486SP3で、PCI/ISA/VLBが使える非常に便利なもの。 CPUはI/Oパネル側に貼付のラベルを見るとAm486DX2-66搭載ということなのだが、実際に載っていたのはIntel DX4-100であった。 L2は256 KB。
Proside Corporation JD4DX2-66PAS white box PC back of JD4DX2-66PAS ASUSTeK PVI-486SP3 Socket3 PCI/ISA/VLB Motherboard

載っていたS3 Trio64のPCIボードが故障し、起動しなくなっていたので、持ち合わせのS3 86C964搭載のVL Busボード[WinFast S400(VL)]に載せ替え、無事動作するようになった。 ストレージは全てSCSIで接続されており、HBAがAdaptec AHA-1542CF (ISA)、HDDがConner CFP1080S、CD-ROMは東芝XM-5901TDだ。 他の拡張カードはAllied TelesynのLA-PCI-T (PCI Ethernetカード)、Addonics A151-A00 (YMF719E-S搭載ISAサウンドカード)を載せた。 FDDは3.5型2HDのTEAC FD-235HG 6497-U (P/N 19307764-97)が搭載されていた。
Leadtek WinFast S400(VL) VLBus Video card Addonics A151-A00 YMF719E-S soundcard

Turboボタンを押さないとCPUが66 MHzで動作する。 同時に、メモリのウェイトも多くなるようだ。 System Speed Testの結果

Coulter FlowCentre

測定器制御用PC互換機。 測定器はあの世に行ったので今では普通のPCだ。 色がグレーというのは珍しい、かもしれない。
Coulter FlowCentre (PC compatible) back of Coulter FlowCentre (PC compatible)

CPUはP54C 200 MHzで、マザーボードはAMI Atlas III PCI (Series 757)というAT規格のもの。 AMIはPC AT互換BIOSメーカーとして有名だが、高級なマザーボードも販売していた。 チップセットはIntel 430HX (Triton II)なので、AT規格なのにUSBのピンヘッダーがあったりする。 なお、このマザーボードはNVRAMの電池が死んでいたので、チップを削ってCR2032ソケットを接続した。
AMI Atlas III PCI (Series 757)

現在の構成は、

となっており、旧3D PCゲーム用に最適化されている。 System Speed Testの結果

Intergraph TDZ 2000 GX1

いわゆるNTワークステーションで、高性能なグラフィックハードウェアと、当時のRISC系CPUに対し性能で優位になったx86 CPUを組み合わせ、UNIXワークステーションと同等の機能を比較的安価に実現するタイプのPC。 このシステムはビデオ編集システムCanopus DVStormのPCIボードが載った状態でごみ置場に落ちてた。 ケースの色やロゴがカッコいいのが特徴。 Windows(R) 2000 Professional とSlackware で使っている。
Intergraph TDZ2000 GX1 inside front panel of TDZ2000 GX1 back of TDZ2000 GX1

マザーはカスタムBIOS版のIntel MS440GXで、起動時にIntergraphのロゴとZが表示されるIntergraph TDZ 2000 BIOS splash。 CPUはSlot 2のPentium III Xeon (Tanner) 550 MHz/512 KBが2台で、直接ファンの風を当てるのではなく、背面のファンで吸気することで冷却されている。 Tannerは0.25μm Pentium IIIであるKatmai と概ね同じで、Katmaiの特徴であるプロセッサのシリアル番号を取得できるPSN も使える点も同じようだが、一説によるとSlot-2パッケージ上にオフダイで搭載されるL2キャッシュのレイテンシはKatmaiより短いらしい。 このマザーはメモリを2 GBまでサポートすが、最大容量まで載せるとBIOSが上がってくるのにおそろしく時間がかかる。

マニュアルによると、サポートされるグラフィックサブシステムはIntergraph RealiZm IIシリーズがメインで、AccelGraphicsやMillenium IIもサポートしているようだ [1]。 ボードの見ための格好良さ優先で、RealiZm II VX113ALynx 4 Geometry Acceleratorを載せた。

Slackware 14.2でマザーボードのサウンド機能 (CS4235)を認識させるためには、/etc/rc.d/rc.modules.local/sbin/modprobe snd-cs4236を追記する必要があった。 その他Slackwareから見たときのハードウェア情報.

白山工業 Datamark® JU300

測定機用の制御マシンだと思う。マザーボードはAdvantechのPCM-5820と思われる。 裏面にSO-DIMMソケットがあり、マニュアルには128 MBまでの容量に対応ということになっているが、256 MB/PC133のモジュールを刺したところ無事認識した。 Geode GX1が載っていて、BIOSからはCyrix MediaGX with MMX-Sとして見える。 IDEなど、各種コネクタのピッチが標準より狭いので、ケーブルを持っていないと何もつなげない(私は持っている)。 Netbootもできるが、ROMがRPLのみ対応だった。 仕方ないのでRPL→Etherboot rtl8139.zrom→pxelinux→vmlinuzという多段のネットブート環境にした。 構成情報
Datamark JU300 Advantech PCM-5820

exComputer AeroStream B30J-6470E3

九十九電機のショップブランドPCで、外観が中央通りの例のビルっぽい感じ。 動作音は大変静か。 マザーボードはIntel DX975XBX2 で、チップセットはその名の通りIntel 975Xである。 975X は元々はPentium 4 用のハイエンドチップセットとして発表され、DDR2-667 ECCまでの対応であったが、Core 2 シリーズ発表後のこのマザーボードでは、Intel 製のマザーボードであるにもかかわらずDDR2-800 ECC に対応している。 本機の元々の構成はIntel Core 2 Duo E6400 (2 M/2.13 GHz), Century Micro DDR2-800 1 GB × 2, nVidia GeForce 7950GT/512 MB であった。 現在はIntel Core 2 Duo E6700 (4 M/2.66 GHz), Transcend DDR2-800 2 GB (ECC) × 2, NVIDIA GeForce GTS 250/1 GBという構成で、Microsoft Windows XP 保存環境として運用している。
九十九電機 exComputer B30J-6470E3 exComputerのロゴ 内部

参考文献

  1. Intergraph Computer Systems: TDZ 2000 GX1 System Reference. August 1998. DHA030900. [intergraph.com]