Google IO 2009で配布された (on 28-May-2009)、Android 1.6まで動作するスマートフォン。 起動時にGoogle IOのロゴが表示される。 Google Ionという名前で呼ばれることもあり、HTC Magicの派生版らしい。 RAMは192MBしかない。 裏側にあのアンドロイドのマスコットが描かれているが、私はあまりこのキャラクターは好きじゃないなあ、Appleロゴのように控えめでもなければ、かわいいというわけでもないからなあ。 USBコネクタはUSB mini-ABの角がついたような感じのもので、USBのターゲットとして使う分にはUSB mini-Bのケーブルを刺すことができる。
プロセッサは恐らくHTC Magicのメモリ192MB版(PVT32B)と同一でMSM7201Aだと思う。
このプロセッサのアプリケーションプロセッサ・コアはARM1136EJ-Sコアが載っていて、命令セットはARMv6らしい。
複数ソースによると528MHzで動作しているらしいが、Dhrystone V2.1 in Cだと300.681 VAX MIPSくらいしか出なかった。
当時のARMは完全に組み込み向けだし、こんなものかなあ。
こちらもGoogle IOで配布されたもの。
発表は5-Jan-2010。
AT&T版で、PB99110
と書いてあるもの。
公式にはAndroid 2.3.6まで動作するが、現在非公式な方法でAndroid 4.4 "KitKat"で動作させている。
ADP2と異なり、スタンダードなMicroUSBで通信・充電できるように改善された。
CPUはQualcomm Snapdragon 3G QSD8250 1GHzでRAMは512MB、スクリーンは480x800 [google.com]。
トラックボールがたまに光るが、どういうタイミングで光っているのか理解できていない。
QSD8250はSnapdragon S1と呼ばれているARMv7のプロセッサで、先代のアーキテクチャよりかなり高速化されていて、1 VAX MIPS/MHzちょっと出るようになった。
画面はAMOLEDとかいう部品で、ドット配列が変わってる。
実際見た感じもざらついているような変わった印象だったが、すぐ慣れた。
(この写真の撮り方はこちら)