SLK Ergo KeycapsをErgoDashと組み合わせた例

SLK keycapsは、Cherry MX軸用の低背タイプのキーキャップで、キーに取り付けたときの全高がDSA よりもさらに低いと謳われている。 遊舎工房にて、このシリーズのうち、無刻印で白いエルゴノミクスキーボード向けのセット「SLK Ergo Kit Blanks」を買って、ErgoDashで使っているので思ったことなどを書く。

ErgoDashにSLK無刻印キーキャップを取り付けたときの見た目。かわいい。
ErgoDashにSLK無刻印を取り付けたときの見た目。かわいい。

SLK Keycapsのよいところ

SLK Keycaps は背が低いものの、スイッチは普通のCherry MX軸が使えるため、キーの押し込みの深さは欲しいが、キーの高さは抑えたいというワガママな希望をある程度叶えてくれる。 素材はPBTで、表面はザラザラしている。

キーは上側が円形になっていて、円形という点ではDoysと似ているが、SLK は指に触れる部分が深くえぐれていて、どちらかというと平らに近いDoys と押した感覚は大きく異なる (どちらもクセは強めと思うが押し易い)。 Logicool K780 も同じ円形でえぐれた形を持っていて、実際触った感覚の方向性は似ていると感じたが、SLK の方が彫りは深い。

Ergo kitというエルゴノミクスキーボードにピッタリなセットがあるのも良いところで、 ErgoDash 含めこのてのキーボードは通常の101 キーボードとは各種キーの大きさが異なり、 普通のキーキャップのセットを使っても余りがかなり多かったり、せっかくのかわいい色のキーキャップの利用を諦めたりせざるを得なかった。 Ergo kit なら使えないキーはかなり少ないし、無刻印なので、キーの印刷を気にせず使いやすい位置に使いやすいキーを割り当てられる。

凸型のキーも1u, 2uそれぞれ2 個ずつ添付されていて、1u は親指をちょっと内側に伸ばさないと押しにくい場所に使うと効果的だった。

XDA Profileとの比較

もともとErgoDash ではXDA profileのキーキャップを使っていた。 SLK も数mm 背が低いだけなのだが、使っている感じはかなり異なっていて、XDA 利用時には上の方に指が届きにくかったのでキーボードに傾斜をつけていたところ、SLK にしてからは傾斜を外して机の上に平らに置いた方が使いやすく感じている。 SLK はキーの上面がが凹になっているので、引っかかりが良いと言うのもありそう。

SLK and XDA profile keycaps
SLK (左側)とXDA (右側)を横から見たときの違い。

結論

SLK profile は押し易くて、PBT ということもあり打鍵音が落ち着いた雰囲気で良かった。 ErgoDash は初めてのエルゴノミクスキーボードだったので、慣れるまでは刻印があるキーキャップが便利だったが、ある程度慣れてからは、刻印に縛られずに効率的なレイアウトを利用し易いと言う点で無刻印が合うようになってきた。 白い机を使っているので、キーキャップも白で揃えるとさっぱりした感じになり、これまで派手な色を選びがちだところ、これはこれで悪くないなというのは発見だった。