Interware VDR-1C(NuBus)の設定について

InterwareのVDR-1Cは、NuBus用のビデオカード(のように見えるもの)です。 PCBのシルクはIWO20-Aと書いてあります。 NuBusカードのクセにディップスイッチが20個もあるので、動作した組合せを書いておきます。あまり自信ない。(2010-04-16)
Interware VDR-1C NuBus Video

動作確認環境

ピンアウト

驚くべきことに、Macintosh用のビデオカードなのに出力端子のピンアサインは PC-98形式。端子の形状が同じなのでよけいタチが悪い。

SW2 - すべてOFF, SW3 - すべてON でPC-98形式の出力。 パタンを見た感じだと、おそらく組み合わせを替えることでMac形式にもなるんだと思うが、調べる元気がないのと PC-98形式の方が都合が良いのでそのまま使おう。

同期周波数と解像度

SW1で調整できるみたい。動作不明は何が変わるのかわからなかった、という意味。

SW1何が起きるか
1SW2=ONのときONにするとfh=35kHzに
OFFでSW3設定に。SW2=ONだと動作不明
2OFFで640x480, ONで640x400
3SW1=ONかつSW2=ONのとき, ONでfh=24.8kHz
OFFでfh=34.9kHzに。SW1,SW2がそれ以外の場合は動作不明。
4不明

で、640x400モードにしても出力自体は640x480で、MacOSから640x400のモニタが 接続されているように見えるという不思議な仕様ですが、PC-98用のモニタ(PC-KD***) だとこれでもいけるのかも。

お薦めの設定

640x480, PC-98と同じピン配置。PC-9821対応モニタなら表示できるはず。 0=OFF, 1=ON

SW1SW2SW3
0000 00000000 11111111

パフォーマンスについて

写真を見るとお分かりになると思いますが、VRAMとバスインターフェース、RAMDAC がついているだけです。なので、Apple純正の、いわゆる「VRAMビデオ」とNorton Speed Testで測った性能は殆ど同じでした。
Interware VDR-1C Norton Speed Test