Radius の白黒モニタ、Two Page Display (通称TPD) 専用のMac II側のアダプタ。
ASSY: 630-0041-F, PN: 820-0007-C で、NuBusスロットに入れて使う。
このカードのメモリは4 ✕ μPD41264C-12で、合計128 KBytes だ。 TPD は19インチで1152✕864の解像度を持っているので、ピクセルあたり1ビットでも124,416 Bytes 必要だ。 したがって、このカードではグレースケール表示はできなくて、純粋な白黒表示しかできなさそう。
赤いNuBusのビデオカード。
シルクはAccelerated 24-Bit Graphics I/F (C) RADIUS Inc. 1993 ALL RIGHTS RESERVED
と書いてあり、ROMのラベルは© 1994 Radius Inc PrecClr 24X v 2.0 -0066-03 A
、裏面にはFCC ID:HUX0429
とある。
VRAMは12×KM428C257J-7で、合計3 MBytesだ。
Low End Mac [lowendmac.com]によると、ROM 2.0ならNuBus-PowerPC MacでMacOS 9.1まで使えるらしい。 また、Apple Display Card 24ACとしてAppleにOEMされていたとのこと。
PCI PowerMac用のグラフィックスボード。
ボードが2枚組みになっていて、PCIバスのカードエッジがある側のボードのラベルはradius 0011610-0001
, 0009838-0001
で、その上に実装されるDSPボードにも同じラベルが貼ってある。
ボード名の30
というのは色深度が30 bitまでいける、という意味だ。
VRAMは表裏合わせて24×KM428C257J-6で、合計6 MBytesもある。
DSPボードに載っている4つのDSPは、AT&T DSP3207シリーズの3207F02で、積和算の浮動小数点演算ユニットを内蔵する [2]。 右下に66 MHzのオシレータが載っているので、チップ一つあたり33 MFLOPS, ボード合計で133 MFLOPSになる。 DSPボード上のSRAMは8× ISSI IS61C256AH-15Jで、合計256 KBytesである。 このDSPを使って、Adobe PhotoshopでCMYの画像を編集する時に高速化が可能であったらしい [vintagemacworld.com]。 132 MHzより速いCPUだと効果がない、という主張が、このDSPボードの理論性能132 MFLOPSと1 Flop/cycleのCPUの理論性能の比較に拠っているとすれば、実際にはもう少し速いCPUでもこのボードの効果はあったはずだ。
PCI Power Macintosh用のグラフィックスボード。
ラベルはRadius 0555
, DVC70912591555
, 0011662-0001
。
ボード上の年表示は1996.
出力はこの時期のMacintoshに合わせてDA15Fである。
基板にはHD15コネクタのパタンもあるが、部品が未実装だ。
VRAMは16×KM4216C258G-60で8 MBytesのバンクと、12×KM48C2104AT-6で24 MBytesのバンクがある。
100 MFlop/sのジオメトリエンジンであるGLINT Delta [1]が載っている。 ところが、このカードのドライバがサポートするAPIはQuickDraw 3Dだけで、OpenGLは対応していない模様。 つらい。