NEC

TE3V

EWS用のビデオカードTE3シリーズをPCで動くようにしたもののようだ。 このカードがNECのPCワークステーション用グラフィックアクセラレータとしては最初の製品と読める。 カードエッジの型番はAGPボードがN8505-22A, PCIのボードがN8505-21A/22A. AGPカード1枚と、フラットケーブルで接続される2階建てのPCIボード一枚で、プリント基板は合計三枚と言うことになる。 ボード品番はAGPボードがG7BHZ, 二階部分はG78PC ,一階部分はG8255.
NEC TE3V boardset NEC TE3V AGP card component side NEC TE3V AGP card pin side NEC TE3V geometry board component side NEC TE3V geometry board pin side

このボードの構成はTE4のところで紹介しているNEC文書から間接的に知ることができる。 ジオメトリはMIPS R5000が6つ載っているとのこと。 相当AGPへの電源まわりが強いマザーボードでないと動かなそう。

TE3Vシリーズ(VGAなし)

これもTE3の派生でPC互換機で使えるTE3Vシリーズのボードのはず。 メインのボードDUB5ACXにはにはVGA回路が載っていないため、VGA INと書いたコネクタがある。 ジオメトリ担当DUB7AAGボードにはMIPS R5000が3つしか載っていない。 なぜかこちらは64-bit PCIの形をしている。
NEC TE3V bracket NEC TE3V DUB5ACX board NEC TE3V DUB5ACX board NEC TE3V DUB7AAG Geometry board NEC TE3V DUB7AAG Geometry board

TE4E

ボードの同定が正しいか今一つ自信がないが、NECのTE4シリーズであることには間違いなさそう。 ブラケット部分の型番はN8505-31/32, ボード番号はG7ELP。 AGPに対応したグラフィックボードで、出力はアナログRGB. TE4Eは、TE3でR5000を使っていたジオメトリエンジンを、GA400というチップにしたボード (Express5800/50シリーズグラフィックスアクセラレータ「TE4E」製品紹介 [nec.co.jp])。 ラスタはPECというチップでやっているらしい。
NEC TE4E pin side of NEC TE4E ブラケット部分

TE5B

NECのTE5シリーズの3Dグラフィックスボード。 品番はN8005-45, ボード番号はG7FDW。 出力はDVI-DとアナログRGBのDサブ高密度15ピン。 AGP Proスロットに刺さる。
NEC TE5B Graphics Board pin side of NEC TE5B cardedge of NEC TE5B